日本代表 2021.10.07

中村知春がコーチ兼任、スポットに桑水流裕策の姿も。女子SDS熊谷合宿

[ 編集部 ]
中村知春がコーチ兼任、スポットに桑水流裕策の姿も。女子SDS熊谷合宿
前回の合宿からプレイングコーチとして参加する中村(写真中央/撮影:松本かおり)

 10月7日、女子セブンズ・デベロップメント・スコッド(以下女子SDS)熊谷合宿のメディア公開が行われた。

 厳しいランメニューも含み、約1時間半、汗を流した。全体練習後のユニット練では桑水流裕策スポットコーチによるラインアウト指導も。メンバーはレジェンドの言葉に熱心に耳を傾けた。

 東京オリンピック後、男女ともにヘッドコーチが退任。現在女子は、前男子セブンズ日本代表コーチの鈴木貴士氏が「ヘッドコーチ代行」として指導にあたっている(男子のヘッドコーチ代行は前男子セブンズ日本代表コーチングディレクターの梅田紘一氏)。

 また、前回の熊谷合宿(9月25〜29日)から中村知春がプレイングコーチとしても名を連ねている。

 中村は今回、急遽実施された合宿だったという事情もあり、9日までの参加。コーチとはいっても、プレーに専念しており、他のメンバーとともにハードに練習に臨む姿は変わらない。

 練習後の囲み取材で中村は、コーチ兼任となったことについて「私自身、変わらなければならないという思いがあった中で、こういう話をいただいた」と話した。

 スタッフからの要請があったからというよりは、スタッフと話す中で決まったようだ。

「(知春さんは)コーチとも選手とも両方とコミュニケーションがとれるので、練習の理解などサポートしてくれる」と、同じく囲み取材に応えた梶木真凜は話した。

 今回の熊谷合宿は11日まで行われる(予定)。女子SDSはこの先何度か国内合宿を実施した後、11月19、20日にドバイで行われる「アジアラグビー男女セブンズトーナメント」へ向かう。

 この大会は、来年のワールドカップ・セブンズ(2022年9月/南アフリカ・ケープタウン)のアジア予選として開催され、男子セブンズ日本代表も出場する。

桑水流スポットコーチ(左)によるラインアウト練習。短い時間の中でも締まった指導を見せた
(撮影:松本かおり)

■女子セブンズ・デベロップメント・スコッド(SDS)熊谷合宿 参加メンバー

大谷 芽生(立正大ラグビー部 3年/ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
香川 メレ優愛ハヴィリ(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/早稲田大 2年)
梶木 真凜(自衛隊体育学校)
小笹 知美(北海道バーバリアンズ ディアナ)
三枝 千晃(北海道バーバリアンズ ディアナ)
須田 倫代(追手門学院VENUS/追手門学院大 1年)
堤 ほの花(日本体育大学ラグビー部女子)
永田 花菜(日本体育大学ラグビー部女子 3年)
中村 知春(ナナイロ プリズム福岡)
原 わか花(東京山九フェニックス/慶應義塾大 4年)
矢崎 桜子(関東学院六浦高校ラグビー部 3年)
藪内 あゆみ(ながとブルーエンジェルス)
山中 美緒(名古屋レディース)
吉野 舞祐(日本体育大学ラグビー部女子 3年)

追手門学院大1年の須田。太陽生命ウィメンズセブンズシリーズなど、国内のセブンズシーンで安定した活躍をみせてきた。写真手前には高校3年生の矢崎。これからが楽しみな選手たちだ
(撮影:松本かおり)

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