【ラグリパWest】ビール・マスカラスと藤島鯛。中村直人 [なおかつ酒店社長]
サントリーの元戦友たちも協力する。動画を見てか、見らずか、知らんけど。
「キヨ、シン、ヒロアキ、ケイスケはそこらのスナックくらい買ってくれますわ」
順にサントリー、代表、明治、キヤノンにいます。所属先で開店してるんかしらん。
ナオトが経営に踏ん張るなおかつ酒店の創業は1933年(昭和8)。1世紀を超えると、このお公家さんの街では「老舗」と呼ばれる。あと12年。現在の従業員は5人や。
そのラグビー歴は洛北、同志社、サントリー。右プロップとして日本代表キャップは20やで。反対側のプロップやったシンとは今でもいちゃいちゃする。店はその名前になっている父の直勝さんから12年前に任された。
大手の量販店が幅を利かしている世の中で、なんで個人商店を継いだん? 世界のサントリーにおったら安泰やったやん。
「店を閉めるとしても、オヤジにそれをさすわけにはいかしまへん。そうなるなら、わたいがその役を引き受けようと…」
泣かすんか、笑わすんか、どっちかにして。
中村家は同志社一族。ナオトと父、さらに弟の勝人さん、長男の拓磨さんが大学ラグビー部OB。次男の優吾さんは高3でラグビー部。長男の職場はJスポーツ。そっからの鯛さんかっ。大さんは長男を高評価。
「感受性が鋭く、芯があります」
制作の現場にはぴったりっすね。
ナオトはラグビー部OB会の同志社ラグビークラブの理事長。タニが副理事長。この2人で基本、組織の先頭に立つ。
「大学ラグビーは4年間だけ。現役たちはそこで出し切って欲しいと思います」
まっ、ナオトは勉強好きやったんで5年目があったんやけれども。ともあれ、同志社は9月18日、関西リーグの開幕戦で関大に75−8。6年ぶりの優勝へ好発進や。コロナの2年目、ものともせんよ。
「ここを耐えたら、いつかコロナが明ける。その時には、みんなで笑えます。ラグビーでもそうですやん。プロップって、スクラムを組まなあかんから、練習からしんどいけど、試合に勝ったり、優勝したり、その先に幸せなことがいっぱいやってくる。この先の人生も一緒ちゃうかなあ、って思っています」
暗い世情も関係なく、笑いとお酒を届けます。ラグビーの人ってなんかええよね。
【なおかつHP】http://naokatsu.com/