国内 2021.09.04
学生たちの熱き戦いがいよいよ開幕!(1)関東大学対抗戦展望【大学ラグビー JSPORTSで配信!】

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[ 編集部 ]

 昨季対抗戦優勝の明治大も潜在力は高い。FWはNO8箸本龍雅、LO片倉康瑛ら大駒が抜けたものの各ポジションに逸材がそろい、BKにはキャプテンのSH飯沼蓮、FB雲山弘貴を筆頭に前年のレギュラー7人のうち6人が残る。夏合宿の早稲田大戦も敗れたとはいえトライ数では6対5と上回っており、その前に行われた天理大戦には28-10で勝利。いずれも看板のスクラムで圧力をかけられたことは、経験の浅い選手が多いFW陣の自信になったはずだ。8シーズンに渡りリコーを率いた元紫紺のNO8、神鳥裕之新監督のチーム作りにも期待がかかる。

今季の明治の先頭に立つSH飯沼主将。強気のリードが持ち味(撮影:矢野寿明)

 この2校に迫る存在と目されるのが、4年ぶりの覇権奪回を目指す帝京大だ。ベンチプレス190kgの怪力PR細木康太郎主将が勝利への意欲を前面に押し出し、新チーム発足時から例年以上に厳しいトレーニングを敢行。その結果、春は明治大戦、東海大戦を含め5戦全勝で終え、夏合宿初戦の慶應大戦も40分×3本の変則形式で57-31と白星を手にした。選手層の厚さでは学生随一だけに、シーズンに向けここからさらに力を伸ばしてくるだろう。

猛烈な推進力が自慢のPR細木主将。4年ぶりの日本一へ向け、帝京大を牽引する(撮影:松本かおり)

 昨季対抗戦3位の慶應大、同5位の筑波大も楽しみなチームだ。慶應大は新型コロナウイルスの影響で春はほとんど試合を経験できなかったが、夏の帝京大戦では1本目を19-5とリード。HO原田衛主将、FBからSHに転向した山田響らの才能を、就任3年目の栗原徹監督がいかに引き出すかが注目される。筑波大もキャプテンのFB松永貫汰を筆頭に一発で流れを変えられるランナーを擁し、対戦相手にとっては怖い存在。焦点を絞った戦いで上位進出を狙う。

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