各国代表
2021.07.07
今夜ワラビーズに挑む、若きレ・ブルーは、先発に初キャップが2人! 休養のSHデュポン、SOンタマックに続く新星たち。
「この遠征は成功しなければならない」として、25名のスタッフが帯同しており、2019年ラグビーワールドカップの決勝戦を最後に現役を引退した、レフリーのジェローム・ガルセス氏も参加している。「レフリングの進化に適応することが、テストマッチレベルでは不可欠だ」と言う。
隔離期間中の過ごし方については、事前に心理学の専門家とも話し合い、周到に準備をしてきた。グラウンドで練習できるのは1日1度に限られているため、ホテルの敷地内にテントを設置して仮設のウェイトトレーニング室を準備し、駐車場も練習場として使うなど、与えられた状況を最大限に活用。
「通常なら1週間しか準備期間がないが、隔離の2週間のおかげで、しっかりと準備ができた」とラファエル・イバネスGMは話す。
第1戦のメンバーが予定より2日早く発表されたのも「若く経験の浅いチームだから、早く試合モードに切り替えさせたかった」とガルティエHCは付け加えた。
スターティングの15人中、HOガエタン・バルロとFBメルヴィン・ジャミネが初キャップになる。バルロについては「今季カストルでとても素晴らしい活躍だった。この2週間の練習でも、今回メンバーに入っている3人の中で彼が秀でていた。彼は冬にもすでに代表合宿で1週間過ごしているが、その時からポテンシャルを感じていた」と説明した。
今回の選考で最も注目を浴びているのが、もう1人の初キャップのFBジャミネだ。彼は今季2部リーグで優勝したペルピニャンで大活躍して脚光を浴びた。27試合出場、296得点、9トライ、キック成功率84%。スピード、敵のディフェンスを翻弄するラン、正確なキックが特徴とされている。そんなジャミネのプレーに「惹きつけられた」とガルティエ監督は大抜擢の理由を明かした。