各国代表 2021.07.03

W杯王者の南アが1年8か月ぶりに国際試合 新たな船出でジョージアを下す

[ 編集部 ]
W杯王者の南アが1年8か月ぶりに国際試合 新たな船出でジョージアを下す
脚の重傷から復活したピーターステフ・デュトイ(ボール保持者)も先発で奮闘(Photo: Getty Images)


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年試合をできなかったラグビーワールドカップ2019チャンピオンの南アフリカ代表“スプリングボックス”が、1年8か月ぶりにテストマッチをおこない、新たな船出を白星で飾った。地元プレトリアのロフタス・ヴァースフェルドで現地時間7月2日、世界ランキング12位のジョージア代表と対戦し、40-9で勝った。

 南アは、試合開始のキックオフでボールキャッチをミスし、直後、強力なスクラムを誇るジョージア相手にそのセットピースで反則を取られ、先制のペナルティゴールを許した。

 しかし前半5分、背番号11をつけて初キャップとなった23歳の新鋭、アペレレ・ファシがファーストタッチで左外を駆け上がり、デビュー戦トライを決めてチームをいったん落ち着かせた。

 その後も南アはミスや反則が続き、ジョージアにショットで加点され再び追う展開となったが、徐々にフィジカルの強さを発揮し、35分にはドライビングモールでゴールラインを割り、逆転する。リスタート後にはバックスが躍動し、最後はSHコーバス・ライナーがゴールに持ち込み追加点。

 19-9で折り返した南アは、50分(後半10分)にフロントローの3人を替えて敵陣深くでスクラムにこだわり、押し勝ち、NO8クワッガ・スミスがボールを持ち出しトライゲッターとなる。その後も2トライを追加し、ジョージアの挑戦を退けた。

 南ア代表は1週間後にジョハネスバーグでジョージア代表と再戦し、7月24日からブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとのテストシリーズ3連戦に臨む。

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