アイルランド? ウエールズ? ライオンズ戦後の日本代表対戦国に複数候補

世界中が注目する大一番の次に戦う相手はどこだろう?
6月26日にエディンバラ(スコットランド)でブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(以下、ライオンズ)と戦う日本代表。同試合に続くテストマッチの相手に関し、ここにきていろんな相手の名前が挙がっている。
6月12日に静岡・エコパで強化試合をおこなった後、ライオンズ戦に向けて渡英する日本代表。2019年のワールドカップを最後に実戦を経験できていないだけに、さらにテストマッチを戦いたいところだ。
岩渕健輔日本ラグビー協会専務理事をはじめとした関係者は、当初、「国内のファンの前で国際試合を組みたい」と話していた。
しかし、コロナ禍が収まらぬ現状と帰国後の隔離期間を考えると、ライオンズ戦後にヨーロッパでテストマッチを組む方が現実的となっている。
そんな状況下で、対戦相手としてアイルランドやウエールズの名が挙がっている。
7月にフィジーへの遠征を予定していたアイルランドは、4月30日に同ツアーの中止を発表した。現地での新型コロナウイルスの感染拡大を理由としている。
予定していた3テストマッチ(フィジー、トンガ、サモアのすべてか、一部国との対戦案だった)の穴を埋めるために、アイルランド協会は新しいスケジュールを考えている。現地メディアは、日本代表も対戦相手の候補としている。
アメリカ、カナダへのツアーを予定していたイングランドも遠征を取りやめ、試合地を自国に移し、両国との対戦を予定している。
アイルランドはそれを念頭に、日本、アメリカなどとの対戦を交渉しているようだ。
5月4日には、アメリカのギャリー・ゴールド監督が自国ポッドキャスト番組の中で「7月3日にトゥイッケナムでイングランドと戦う。その1週間後にはアビバスタジアム(ダブリン)でアイルランドとも」と話した。
近いうちに正式な発表があると予想される。
南アメリカへのツアーをおこない、アルゼンチン、ウルグアイとの対戦を予定していたウエールズも、同遠征の実現不可を決めている。
こちらは、ウエールズ協会の最高責任者のスティーブ・フィリップスが「アルゼンチンをこちらに呼んで試合をしたい」と話したと報じられた。
また同氏は、現地メディアの取材に対してライオンズと戦った後の日本、イングランドと戦うアメリカ、カナダも対戦相手の候補と話したようだ。
日本代表も35人のスコッドで渡英するからには、ライオンズ戦に加え、1試合、2試合は戦いたいところ。
初代表となる選手も選ばれることを考えれば、ティア1国以外との試合を組んでもいいだろう。
欧州でアメリカやカナダと対戦する可能性もあるかもしれない。