国内 2021.05.03

トンプソンの後継者といわれたストーバークが近鉄退団 有水ヘッドコーチの退任も発表

[ 編集部 ]
トンプソンの後継者といわれたストーバークが近鉄退団 有水ヘッドコーチの退任も発表
身長204センチ、体重120キロのサイズが魅力で仕事量も多いマイケル・ストーバーク(撮影:Hiroaki.UENO)


 2020-2021シーズンの戦いを終えた近鉄ライナーズが5月2日、有水剛志ヘッドコーチらスタッフ7人の退任と、14選手の退団を発表した。

有水剛志ヘッドコーチ

 有水ヘッドコーチは近鉄ライナーズファンクラブの公式ツイッターで、「今シーズンをもちまして退任することになりました。近鉄ライナーズは次のステージに向かって新たなシーズンを迎えます。来季は新リーグになりますが、今シーズン果たせなかったトップ8は当然のこと、トップ4、日本一を目指すチームにこれからなっていきますので、ファンのみなさん、これからも応援のほどよろしくお願いします」とコメント。2018年からチームを率いて充実した3シーズンだったと振り返るが、「私個人としては、ライナーズを変えきれなかった。新たなカルチャーを作れなかった。そこが悔いとして残っております」と語った。

長江有祐(左)と正面健司

 選手では、引退を表明していたSO/FB正面健司(38歳)、正面と同じく元日本代表のPR長江有祐(35歳)が勇退。そして、今季トップチャレンジリーグとトップリーグプレーオフトーナメントでゲームキャプテンを務めたLOマイケル・ストーバーク(29歳)も近鉄ライナーズを去る。
 オーストラリア出身のストーバークは2016年に近鉄に加入し、常に体を張るハードワーカーで、近鉄だけでなく日本代表でも活躍したレジェンド、トンプソン ルーク(2019-20シーズン後に引退)の後継者といわれていた。また、2020年にはスーパーラグビー日本チームのサンウルブズでも奮闘してファンの胸を打ち、将来の日本代表入りを期待する声も多い選手だ。

 そのほか、8年在籍したLO山口浩平(30歳)、6年在籍したFL萩原寿哉(28歳)、リーダーのひとりだったHO高島卓久馬(32歳)、高島と同じく4年在籍したSH住吉藍好(26歳)、3年在籍したHO中村彰(33歳)とPR石井智亮(25歳)も退団する。
 外国出身選手では、元南アフリカ代表のFBアンドリース・クッツェー(31歳)、元トンガ代表のCTBタウモエペアウ シリベヌシィ(35歳)、SHライアン・ローレンス(30歳)、CTBパスカル・ダン(27歳)、LO/FLミロ デビッド(36歳)もライナーズを去る。

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