国内 2021.04.07

フィフィタ、藤原、松永。天理大卒ルーキー3人が”最速“社会人リーグデビュー!

[ 編集部 ]
フィフィタ、藤原、松永。天理大卒ルーキー3人が”最速“社会人リーグデビュー!
左からSO松永拓朗、CTBシオサイア・フィフィタ、SH藤原忍

 トップリーグ、トップチャレンジリーグでは4月から2021年度加入選手の出場が解禁となった。

 直後の4月3日、4日には天理大卒のルーキー3人が即デビューを果たす。

 1年時から天理大の先発メンバーに名を連ね、昨季の全国大学選手権で同校を悲願の初優勝に導いたCTBシオサイア・フィフィタ、SH藤原忍、SO松永拓朗が揃って出場した。

 近鉄ライナーズに加入したフィフィタは、4月3日に13番で先発出場。豊田自動織機とのトップチャレンジリーグ首位決定戦の大一番に挑んだ。試合は17―36で敗れ、「プレッシャーに負けてしまったというか、大学生の時と違う感じがしました」と肩を落とした。

「フィジカルも強いし、スピード、テンポとかも速かった。だいぶ慣れてきたけど、フィジカルはもっともっと強くしたい」

 自己採点も「60点くらい」と低め。「もっとゲームを楽にするために13番としてゲインするべきだったし、ミスも多かった」。
 2位で進むプレーオフへは「しっかり学んで、自分らしさを出していきたい」と語った。

80分間グラウンドに立った近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(撮影:早浪章弘)

 同日にデビューしたのは、クボタスピアーズの一員となった藤原。全勝対決のサントリー戦に21番をつけて出番を待った。ベンチではライアン・クロッティと「リザーブがどんな仕事をしなければいけないのか」を話し合ったという。

「接戦だったので、たぶんピッチの選手には焦りもあるだろうし、そこを落ち着かせるためにコミュニケーションを取ろうと考えながら過ごしていました」

 出番が来たのは試合終了間際の後半40分。サントリーのSOボーデン・バレットが決勝点となるトライ&コンバージョンを決めた直後だった。もっと早くに出たい気持ちはあったが、そこは「僕の力不足」と認める。「こういう接戦の時に、自信をもってフラン(・ルディケ)HCが任せられるようなスクラムハーフになりたい」と語った。

クボタSHの藤原忍。出場はタッチに蹴り出されるまでの2分程度だった(撮影:松本かおり)

 翌日の4月4日に出場を果たしたのは、東芝ブレイブルーパスの松永。ホンダとの連敗同士の対戦で、後半32分に交代出場した。地元である花園ラグビー場でのデビューに、ファンの拍手に包まれながら登場。「思い切りプレーをしようとだけ思っていました」。

 約10分間のプレーでボールを持つことはなかったが、「中学生の時から憧れだったトップリーグの舞台に立てて、憧れだった選手と一緒にラグビーができていることを実感しました。自分もトップリーガーになったんだと改めて感じた。とても幸せな時間でした」と振り返る。

「自分が試合に出る出ない関係なく、チームのために自分に何が出来るのか考えてチームに貢献したい」と今後の抱負を語った。

東芝SO松永拓朗はセカンドジャージーでのデビュー。強い雨の中での登場だった(撮影:平本芳臣)

 3人は試合前、連絡を取り合っていた。

 松永は「しのぶ、サイアがメンバーに入った事を知って嬉しくて、『お互い頑張ろう』と連絡しました」。「同級生の活躍が一番の刺激になります。早く一緒に試合をしたいです」と語った。

 トップリーグは今週末に最終節を残すが、10日後にはいよいよノックアウト方式でのプレーオフが始まる。
 新たなスパイスがチームにどう化学反応を起こすのか。新加入選手の動向にも注目したい。

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