サントリーがクボタとの全勝対決制す! トヨタ5勝目、NTTコム連勝、ヤマハは連敗止める。
トヨタ自動車は大阪・東大阪市花園ラグビー場で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦し、40-29で勝った。
序盤、相手にPGで先制されたトヨタだったが、リスタート後まもなく、WTB岡田優輝がプレッシャーをかけてボールを奪い返し、攻めに転じ、CTBチャーリー・ローレンスのトライにつながった。トヨタは11分にも攻め込み、FLマイケル・フーパーが抜けて連続トライ。
その後、三菱重工相模原のNO8ヘイデン・ベッドウェル-カーティスがスクラムからのサイドアタックで5点を奪い返したものの、トヨタは25分、同じようにセットピースからの攻撃で得点し、29分にも敵陣深くで攻め、アドバンテージをもらったあと、FBウィリー・ルルーのキックに反応したWTBヘンリージェイミーがボールを確保してインゴールに持ち込んだ。33分には、CTBマレ・サウ、PR三浦昌悟の力走後、たたみかけてWTB岡田がトライ。33-8とし、リードを大きく広げた。
三菱重工相模原も意地を見せ、38分にFB竹田祐将が古巣からトライを奪うと、46分(後半6分)にはスクラムからの攻撃でCTBマイケル・リトルがフィニッシュ。11点差に詰めた。三菱重工相模原はディフェンスでも粘りが増し、トヨタの楽勝ムードにはさせなかった。
しかし、ギアを入れ直したトヨタは56分、ラインアウトからのサインプレーを決め、FLフーパーが抜けて得点。
最後まで元気があった三菱重工相模原が試合終了間際にもトライを奪い返したが、トヨタが前半の貯金を活かして逃げ切った。
トヨタ自動車は5勝1敗となり、総勝点24で並んだクボタとリーグ戦最終節で対戦する。
三菱重工相模原は1勝1分4敗(総勝点6)となった。
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は高知・春野総合運動公園陸上競技場で宗像サニックスブルースと対戦し、40-21で制した。
NTTコムは前半6分、15分と、ラインアウトからモールで押し込みトライを挙げ、23分にも敵陣深くへ攻め込み、WTB石井魁が右外を抜けてコーナーにフィニッシュした。37分にはWTBチャン・ヨンフンがインターセプトから約80メートル独走し、28-0と大差をつけて折り返した。
意地を見せたいサニックスは、43分(後半3分)にCTBトニシオ・バイフが中央を抜けてトライを奪い返すと、相手にイエローカードが出て数的有利となって48分にも攻め込み、後半から入った元日本代表のWTBカーン・ヘスケスが仲間のサポートを受けてゴールラインを割り、トライゲッターとなった。その後、NTTコムに点差を広げられたサニックスだが、73分には敵陣22メートルラインからSH藤井達哉が切り込み、パスをもらったヘスケスが再びトライを挙げ、後半だけのスコアはサニックスが上回った。
それでも、NTTコムは終盤にSOフレッチャー・スミスがインターセプトから独走で追加点を挙げ、粘るサニックスを突き放した。
NTTコムは3勝1分2敗となり、ボーナスポイントも獲得で総勝点17としている。サニックスは1勝5敗(総勝点5)となった。