国内
2021.03.31
桐蔭学園17-12大阪桐蔭。タックルと密集技術はさすが。堅守の桐蔭学園、2トライで大阪桐蔭を下す−選抜準決勝レビュー−
ボールを持ち体を当てにくる相手に対し、どこまで踏ん張れるか、前に出られるか。昨年ほどの攻撃力はない中で、点を取られないことは勝負の前提だった。
果たして桐蔭学園は、フィジカルを押し出しにくる大阪桐蔭に、効果的なタックルで対抗した。部分では食い込まれながらも、密集付近の判断力はさすが。後半11分、桐蔭学園10-12大阪桐蔭の局面で、勢いに乗る大阪桐蔭を押さえ込んだ粘りは今年の土台になる。
「あそこは、我慢でしたね」(藤原監督)
後半18分、ゴール前アタックからゴールに転がしたボールをCTB森草知②が押さえたトライ(G成功)で逆転し、残り10分を凌いだ。
2021年の桐蔭学園も、戦力は強力だ。
LO小椋健介が率いるFWは愚直な仕事もできるハードワーカーたち(FL中島潤一郎はこの試合、不出場)。BKには昨年、大活躍した矢崎由高①もいる。ディフェンスを鍛え、BKの得点力を伸ばしながら、接戦を勝ち切る緻密な試合運びを組み上げる。CTB今野椋平らが担うプレースキックも鍵を握ることになりそうだ。
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