国内 2021.03.26

金曜ナイトゲームを制したのはNTTコム 東芝を破り今季2勝目

[ 編集部 ]
金曜ナイトゲームを制したのはNTTコム 東芝を破り今季2勝目
ハットトリックの活躍でマン・オブ・ザ・マッチとなったNTTコムの石井魁(撮影:山口高明)


 今季トップリーグ唯一の金曜夜開催となった東京・秩父宮ラグビー場での試合は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(NTTコム)が勝ってファンを喜ばせた。3月26日に東芝ブレイブルーパスと対戦し、45ー19で制した。
 
 先制したのは東芝だった。前半11分、WTB松岡久善が左外でタックルされながらもインフィールドにボールを残し、それを拾ったFLマット・トッドがタッチライン際を突進してインゴール左隅に飛び込んだ。

 しかしNTTコムはPGで得点したあとの16分、相手のパスの乱れから攻めに転じ、SO前田土芽がしなやかな走りで大きくゲイン、CTBシェーン・ゲイツにつないでトライが生まれた。
 19分にはルーキーのFB石田大河が右サイドを破り、パスをもらったWTB石井魁が快走。24分にはWTBチャン・ヨンフンが石井の連続トライをお膳立てし、36分にはNO8リアム・ギルの突破からSHグレイグ・レイドロー、CTBシルヴィアン・マフーザへと連続オフロードが決まり加点した。

 31ー7で折り返したNTTコムは後半、石井がハットトリックを達成するなど2トライを追加し、勝利を引き寄せた。

 一方の東芝は、危険なプレーをしたPR三上正貴がレッドカードを提示され、残り時間約24分間を14人で戦うこととなったが、リザーブの選手たちがエナジーをもたらし、終盤に2トライを奪い返す意地を見せた。後半途中からの出場となったルーキーのCTB桑山淳生はハンドオフから約50メートル走り切り、トップリーグ初トライを決めている。

 NTTコムはこれで2勝1分2敗(総勝点12)、東芝は1勝4敗(総勝点6)となった。


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