国内 2021.03.17

はじめての「ホッケー×ラグビー体験会」。ノーサイドゲームのゲストたちが盛り上げた! 他競技どうしで地域スポーツを支える試みも

[ 編集部 ]
はじめての「ホッケー×ラグビー体験会」。ノーサイドゲームのゲストたちが盛り上げた! 他競技どうしで地域スポーツを支える試みも
ホッケーのリフティングに挑戦する中学生。スティックを通じて伝わるボールの感覚が気持ちいい(撮影:SNGRFU)

「ラグビー芸人の人とのホッケーがすごく楽しかった」

「ラグビーは初めてやりました。ボールの形が面白かった」

 子どもたちの笑顔はイベントの後も続いていた。

 3月14日、東京都品川区「しながわ中央公園」にて、42名応募参加にて「ホッケー&ラグビー体験会」が行われた。

◆元7人制日本代表の鶴ケ﨑好昭氏(俳優)らも参加

 品川区オリンピック・パラリンピック準備課が主催。東京オリンピックのホッケー会場となる品川区では、競技の盛り上げとレガシーづくりに積極的に取り組んでいる。

 ゲストにはホッケー元女子日本代表の松原尚子さん、藤尾香織さん、ラグビーから元7人生日本代表の鶴ヶ崎好昭さん、明大ラグビー部OBの笠原ゴーフォワードさん(お笑い芸人)が招かれ、ラグビーボール、ホッケーのスティックを初めて持つ子どもたちをサポートした。

 集まったのは、小3から小6年の初心者の子どもたち40人あまりで、指導にはホッケーの東京メトロH&Aのコーチ陣、品川区ラグビー協会に所属する中学生選手たちも加わった。

 主催の品川区職員・辻亜紀さんも、自らボールを持って走った(品川区 文化スポーツ振興部 オリンピック・パラリンピック準備課長)
「他競技でコラボする新しい試みで、『ホッケー×かけっこ』に次ぐケースでした。ラグビーもホッケーも多くの方は体験したことがないスポーツ。オリンピックに向けたホッケーまわりの区の取り組みが、子どもたちの楽しみや、環境づくりにつながればと思います」

 今回の催しの特徴は異種競技のコラボレーションだ。

 子どもたちが笑顔で「ボール」を追いかける体験ができたことがいちばん。プラスして、ホッケーとラグビー、他競技の指導者どうしも新しいつながりを持つことができた。コーチも互いの競技を初めて体験し、意外な難しさ、楽しさを味わった。品川区にはホッケーチーム(スクール形式を含む)が二つ、ラグビーは一つあるのみ。両競技のコーチたちは、今後さらにそれぞれの競技の輪を広げたいと願う同志でもある。

 少子高齢が進む地域社会にあって他競技との連携は、お互いにとっての生き残りに繋がる活動のスタイルとなる。コーチたちは、今後は他の競技の仲間(マイナーどうし!)を、さらに広げていけないかと考えている。

◆ホッケーを楽しむ鶴ヶ崎氏、笠原ゴーフォワード氏など、動画はこちら(外部サイト)

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