国内 2021.01.13

豊田自動織機8人コロナ感染でトップチャレンジリーグ開幕戦中止 クラブ大会でも辞退相次ぐ

[ 編集部 ]
豊田自動織機8人コロナ感染でトップチャレンジリーグ開幕戦中止 クラブ大会でも辞退相次ぐ
ラグビーボール(Photo: Getty Images)


 新型コロナウイルス感染症拡大の不安は、ジャパンラグビートップチャレンジリーグと全国クラブラグビー大会にも広がっている。

 先日、トップリーグ2021に参加するチームで多数の新型コロナウイルス感染症陽性者が確認され、開幕節の「トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs サントリーサンゴリアス」と「リコーブラックラムズ vs キヤノンイーグルス」の開催中止が発表されたばかりだが、トップチャレンジリーグでも豊田自動織機シャトルズの選手8名が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、同チームが1月17日に福岡・ベスト電器スタジアムで中国電力レッドレグリオンズと戦う予定だった開幕戦は中止になることが決定した。

 豊田自動織機によれば、現在、当該選手8名の体調に異常はなく、他の選手・スタッフとともに、所轄保健所と連携の上、健康状態の経過観察を継続しているという。これに伴い、チーム活動を休止し、17日の開幕戦出場見合わせを申し出、リーグ主催者から受理され中止が決まった。

 代替試合は設けず、大会規約に基づき、豊田自動織機と中国電力には勝ち点2ずつ加算される。

 今季のトップチャレンジリーグには9チームが参加し、1月17日から3月21日にかけて総当たり戦を実施。上位4チームはトップリーグ2021のセカンドステージに進むことになっており、全試合が重要となってくる。

 なお、1月17日にベスト電器スタジアムでの第2試合として組まれていた「九州電力キューデンヴォルテクス vs コカ・コーラレッドスパークス」は、予定通り14時キックオフで開催される。

 そして、第28回全国クラブラグビー大会では、宇都宮ヴォルツが出場を辞退。新型コロナウイルス感染症拡大の現況のなか、複数名の選手が所属企業等から外出自粛の指示を受けたことで、チームとして十分な練習が不可能となったこと、またチームとして他府県への移動を自粛することから、出場辞退を申し出、日本ラグビー協会に受理された。
 これに伴い、1月24日に大阪・鶴見緑地球技場で予定されていたトーナメント2回戦の神奈川タマリバクラブ×宇都宮ヴォルツ戦は中止で、神奈川タマリバクラブの不戦勝となる。

 第28回全国クラブラグビー大会では、名古屋ラグビークラブと北海道バーバリアンズもコロナの影響で出場を辞退している。

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