国内 2021.01.11
天理が早稲田を圧倒し悲願の日本一! 関西勢36季ぶりの全国大学ラグビー選手権制覇!

天理が早稲田を圧倒し悲願の日本一! 関西勢36季ぶりの全国大学ラグビー選手権制覇!

[ 編集部 ]
天理大の土橋源之助にタックルする早稲田大の古賀由教(撮影:松本かおり)

 天理大学を日本一に導いた小松節夫監督は、「いままで決勝を2回戦って、なかなか自分たちの実力を出せなかったが、今日はとにかく自分たちの力を出し切ろうと、送り出した。本当に、学生たちはハードワークして、タックルして、何回も起き上がって、自分たちの力を出してくれたと思う」と決勝を振り返り、選手たちの奮闘を称えた。

 計8トライの攻撃力もすさまじかったが、速いプレッシャーで早稲田のアタックを封じたディフェンスも指揮官は高評価。

 そして、コロナ禍のなかで苦しいこともあったが、「キャプテンを中心に本当にいいチームを学生たちが作ってくれた。自分たちで乗り越えてくれたと思う。我々だけでは到底乗り越えられなかったが、大学、天理市民のみなさんのおかげで活動を再開できた。そういう人たちにも恩返しの意味で勝つことができて、喜んでもらえるのは本当にうれしい。いろんな方にご支援いただいて優勝することができた。本当にありがとうございました」とコメントした。

 キャプテンの松岡大和は、小松監督に続いておこなわれたテレビインタビューで初優勝の感想を訊かれ、「めっちゃくちゃうれしいです!」と喜びを爆発させた。
 勝因については、「メンバー23人が体を張ったのもそうだが、今日まで本当に、メンバー外のみんなが協力して、いい準備をしてこれた結果」だと涙ながらに語り、優勝は天理ラグビー部全員で成し遂げたと強調した。
 そして、サポートしてくれた人々や先輩たちにも感謝。「この1年間はいろいろあったが、部員全員が本当にがまんして、そのなかでいろんな方にサポートしていただいて、乗り越えてこれたと思っている。大会があるかどうかわからない状況で、不安な選手もたくさんいたが、大会があることを信じて、日本一を目指して全員ががんばってきた」と、これまでの道のりを振り返った。

 天理大学ラグビー部は1925年(大正14年)創部。ついに、全国の頂点に立った。

PICK UP