国内 2020.12.23
日本でのプレー「待ちわびていた」。W杯優勝メンバー、フランコ・モスタートが会見

日本でのプレー「待ちわびていた」。W杯優勝メンバー、フランコ・モスタートが会見

 モスタートはスーパーラグビー、ライオンズでの活躍が認められ、2016年に初キャップを獲得して以来、39キャップを重ねた。2019年W杯にも初戦(対ニュージーランド戦)の先発出場を含む、全7試合に出場。主に後半から登場してチームに活力を与える役割を担い、スプリングボクスの優勝に貢献した。

「ラグビープレーヤーとしてW杯で優勝するというのは一つの夢。その夢が叶いました。また、ラグビーというのは日本の中で決してメジャーなスポーツではないけれど、たくさんの人々がたくさんのチームにこれだけのサポートをしてくれたことに感激しました。南アフリカのファンを温かく迎い入れてくれたことも大変感謝しています」

 入国は当初よりも遅くはなったが、2021年1月16日に開幕するトップリーグ2021に向け、チームとは準備を着々と進めてきた。

「離れたイギリス(昨季までの所属はグロスター)の地に身を置いていたときも、ホンダのコーチ陣の存在は大きかった。リモートではあるけれど、ゲームのビデオや資料をもらいながら、毎週月曜にミーティングをしてきた。チームとも同じ方向を向けている」

 トップリーグ2021には、HOマルコム・マークス(クボタ)、FLクワッガ・スミス(ヤマハ発動機)、WTBマカゾレ・マピンピ(NTTドコモ)、FBウィリー・ルルー(トヨタ自動車)、CTBジェシー・クリエル(キヤノン)といった、W杯を一緒に戦った南ア代表のチームメイトが多くいる。

「スプリングボクスでともに戦ったメンバーと対戦して、勝ちたい。ほかにもインターナショナルのプレーヤーがトップリーグにたくさん来ている。NO8キアランリードやFLマイケル・フーパー(ともにトヨタ自動車、3月6日に対戦予定)との対戦も楽しみにしている」

 前田芳人GMは「チームとしても彼の合流を、首を長くして待っていました。チームとしてはチーム作りが最終段階に入ってきている。モスタートの合流がひとつのスパイスとなって、より一層チーム力を上げていきたい」と話した。

PICK UP