各国代表 2020.12.09

ワールドラグビー表彰特別版 この10年間の男子15人制最優秀選手はNZのマコウ

[ 編集部 ]
ワールドラグビー表彰特別版 この10年間の男子15人制最優秀選手はNZのマコウ
2011年の自国開催W杯で優勝し、パレードでファンの祝福に応えるリッチー・マコウ(Photo: Getty Images)


 ワールドラグビー表彰の特別版が12月7日にバーチャルイベントとして開催され、過去10年間(2010~2019年)に活躍したスタープレーヤーとチーム、また新型コロナウイルス禍で傑出した奉仕活動に励んだラグビーファミリーのメンバーをたたえた。

 男子15人制プレーヤー・オブ・ザ・デケードには、2010年以降のワールドラグビー年間最優秀選手賞に輝いた8人がノミネートされ、ニュージーランド代表主将として2011年と2015年のラグビーワールドカップ連覇を遂げたリッチー・マコウが選ばれた。

 ほかにノミネートされていたのは、マコウと同じくワールドラグビー年間最優秀選手賞を3度受賞したニュージーランドのダン・カーター、オールブラックスのチームメイトであるキアラン・リード、ブロディー・レタリック、ボーデン・バレット、そして元フランス代表主将のティエリ・デュソトワール、アイルランド代表のジョニー・セクストン、南アフリカ代表のピーターステフ・デュトイだった。

 女子は、フランス代表のジェシー・トレムリエが受賞。カーラ・ホヘパ(ニュージーランド)、ミカエラ・スタニフォード(イングランド)、マーガリ・ハーヴィー(カナダ)、ケンドラ・コックセッジ(ニュージーランド)、サラ・ハンター(イングランド)、ポーシャ・ウッドマン(ニュージーランド)、エミリー・スカーラット(イングランド)を破り、女子15人制プレーヤー・オブ・ザ・デケード賞に輝いた。

 今回のワールドラグビー表彰特別版では、コロナ禍、所属するクラブや慈善団体、またはアソシエーションなどを通じてボランティア活動に従事し、苦しむ人々のために奉仕したラグビー選手たちもたたえられた。
 イタリアのマキシーム・ムバンダ、ワールドカップ2019で優勝した南アフリカ代表主将のシヤ・コリシ、カナダのパム・ブイサ、そして元ウェールズ代表のジェイミー・ロバーツなどが、コロナ禍で多くの人々をサポートし、勇気づけた。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は次のように述べている。

「最初に申し上げたいことは、このまれに見る厳しい1年間を世界中のラグビーファミリーがどのように対応したか、大変誇らしく思うということです。今夜の授賞式でご紹介したラグビーヒーローたちはパンデミックのなか、すばらしい奉仕活動に勤しみ我々みんなに勇気を与えてくれました。このワールドラグビー アワード・スペシャルエディションは、まさしく彼らの強さと結束をたたえるものです」

「これまでの10年間、ラグビーに多大なる貢献をしてくれた受賞者の皆さんにお祝いを申し上げます。そしてそのなかの何人かはこれからも更に活躍を続けてくれることでしょう。皆さんはすでにラグビー史の一コマをつむいでくれました。皆さんのレガシーをこれらの賞をもってたたえることができるのは大変な名誉です」

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