国内 2020.11.23
開志国際が北信越代表に。創部6年、笑顔で初の花園切符

開志国際が北信越代表に。創部6年、笑顔で初の花園切符

[ 見明亨徳 ]

 31-3と大きくリードした後半も2分にFBサポイ ビリアミが自陣から一気にインゴールへ。國分も2トライ積んだ。計12トライ72-6と大差で全国大会初出場を手にした。

 開志国際は創部が2015年。わずか6年目の快挙だ。’17年に三菱重工相模原社員から指導者の道を選んだ高橋昌徳監督。本職はLO、日体大から2002年に三菱重工相模原へ。‘10年に引退後は社業に専念していた。「本当に嬉しい。3年前に監督に就任した時に3年後に全国と思い、それが達成できた」。子供たちの掛け声「笑顔で」は、「10月の北越高校戦(新潟県予選準決勝。開志13-12北越)から自然と出ていました」という。

 國分はその北越戦でCTBからFLへコンバートされていた。シークエンスにおいてはFLでその身体能力を発揮、そして「スクラムなどセットプレーの時はCTBに戻してゲインを狙える」。オータムの舞台は、監督の思い通りの試合となった。

 國分は埼玉県上尾市の出身。ケヤキッズ大宮RCで楕円と親しみ新潟へやって来た。「新しい学校が伝統校を倒す。格好いいと思います」。主将FL杉崎遼も國分と同じく首都圏から。神奈川県の相模原ラグビースクール出身だ。「花園目標はベスト8」と杉崎。

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