国内 2020.11.07
関西大学Aリーグも開幕だ! 1か月の短期バトル、決意を持って臨む8校の白熱の戦いへ

関西大学Aリーグも開幕だ! 1か月の短期バトル、決意を持って臨む8校の白熱の戦いへ

[ 編集部 ]
摂南大のパワフルなCTBテビタ・タイ(写真提供:KRPU Y.Sakata)

 摂南大は、東芝ブレイブルーパスの監督としてトップリーグ優勝を遂げ、2016年にはリオデジャネイロオリンピックでセブンズ日本代表をベスト4に導いた瀬川智広氏が新監督となり、見ている人が興奮するようなアタッキングラグビーで全国大学選手権出場を目指す。

 FL春山右京とともに共同キャプテンを務めるSH三田村直輝は、瀬川監督になって特にアタックの成長を感じており、「ハンズオフのところを重点的に指導されました。ボールを広く使うパスやステップの仕方を教わって従来の摂南大学のアタックから変わりました」と自信を持つ。アンストラクチャーな状態からも一気にトライを狙っていく。

 フィジー出身のCTBヴィリアミ・ツイドラキ、FL/NO8アミニアシ・ショーは突破力があり、1年生のLOヴエティ・トゥポウは193センチと長身でパワフルなボールキャリアーだ。3年生のFL岡崎幸斗は運動量があり攻守において80分間体を張り続ける。2年生のLO徳永リオ吉平は肉体改造に取り組んで経験を重ね成長中。ルーキーのWTB前薗斗真はラグビー理解度が高いと期待されている。


 そして、Bリーグから昇格した関西大は大学選手権出場を目標とする。今年は「変革」というスローガンを掲げた。
 HOの淡野徳蔵キャプテンは、「これまでの自分たちではこの目標は成し遂げられないので、自分たちから変えていこうと考えました。自分たちから何か行動を起こして、これまでとは違う部分を出していきたい。記録に残すだけでなく、記憶に残るようなラグビーをしたいと思っています」とコメントした。

 セットプレーの安定が上位進出へのカギとなるが、スクラムはPR成宮銀次郎が強い。成宮は機動力もアリ、器用な選手だ。FL池原自恩は無名だが関西大が誇るハードタックラー。BKでは、SH溝渕元気の長く速いパスが魅力で、CTB/WTB澤口飛翔はスピードがありコンタクトも強い。
 出足の速い、堅いディフェンスもチームとして自信を持つ。


 開幕節は、11月7日に奈良・天理親里競技場でOddリーグの2試合がおこなわれ、オープニングゲームでは近畿大と関西学院大が対戦。第2試合では天理大と摂南大がぶつかる。
 Evenリーグは8日に大阪・鶴見緑地球技場で幕を開け、京都産業大×立命館大、関西大×同志社大の試合がおこなわれる。

 なお、今年の関西大学ラグビーAリーグは、新型コロナウイルス対策に十分注意しながら、リーグ戦、順位決定戦の全試合を有料の有観客試合として実施する。
 チケットの販売数は会場収容定員の50%以内とし、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスを通じて販売。試合会場での当日券の販売はおこなわない。

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