関西大学Aリーグも開幕だ! 1か月の短期バトル、決意を持って臨む8校の白熱の戦いへ
昨年度2位の同志社大は、5年ぶりの関西制覇、そして日本一を目標に掲げる。
伊藤紀晶ヘッドコーチのもとで鍛え、攻守にわたって80分間ハードワークし続ける運動量が強み。そして、「レッドディフェンス」を合言葉に、前へ出続け、燃え上がるようなアグレッシブなディフェンスをしていきたいとキャプテンのFL中尾泰星は言う。
「どのような相手にも、一戦一戦、チャレンジャーの気持ちを忘れず80分間戦っていきます。(コロナ禍による)自粛期間中には多くの方々から励ましの声を掛けていただいたので、感謝の気持ちを忘れずに全力でグラウンドで体現し、勝利という形で恩返ししていく所存です」
U20日本代表を経験しているSO田村魁世、CTB稲吉渓太、WTBの和田悠一郎、山口楓斗など、タレント揃いのBKによるラインアタックも強み。FWでは、ハードワーカーのFL中尾や、ラインアウト能力も高いNO8大熊陽介などが注目で、速いテンポと的確な指示でFWとBKをまとめるSH人羅奎太郎もカギを握る。
昨年度関西3位で、全国ではベスト8入りした関西学院大の竹内海斗キャプテンも、はっきりと優勝への思いを口にした。
「昨年の大学選手権で明治大学に惜しくも負けて(14-22)、改めて日本一の壁を感じることができました。今年、コロナ禍でなかなか練習できない状況のなかでも、自分たちで考え、行動し、どうしたら日本一になれるかを常に考えていました。そのなかで培ったことを活かして、関西リーグで優勝し、日本一になりたいと思います」
昨季までトップリーグのNTTドコモレッドハリケーンズでプレーしていた小樋山樹氏が新監督となり、FW・BK一体となったテンポのあるアタックを目指す。竹内キャプテンは「オールブラックス(ニュージーランド代表)のように80分間走り続けるようなプレーがしたいです」と語った。
注目選手は、キャプテンが「自信を持って、責任感のあるプレーをしてくれる」と評したNO8松田進太郎。BKのキーマンのひとりは副将でもあるSOの呉嶺太で、パスの長短の使い分けとエリアマネジメントが期待されている。