国内
2020.09.30
頭も体も、最新バージョン。今年のメイジは賢く速く、もちろん強く。
大学ラグビー、始まる! 開幕直前展望(1) 注目チーム・明治大学[前回大学選手権・準優勝]
選手たちは春から徹底してラグビー戦術の知識をインプットし、夏までに何百ものQ&Aを実践し、それをフィールド場で発信する力を養ってきた。昨年もあった選手のみのミーティングは今年、大小長短あわせ何百回も繰り返されている。一つの場面を題材にして、Aチーム側、Bチーム側に分かれ持論をPCでプレゼンするなど、暗記ではなくワーク型のセッションで、ラグビーを知る、考える、伝えあうことが全員に浸透しつつある。
「インゴールで誰かが指示を出す、その時のみんなの理解度が違う。ただ、聞くだけではなくて、その意味や後ろにあることがわかっているから、応用もきくと思う」(SO山沢京平)
プランをみんなが深く理解できている。だから、予定外の事態にも素早く対応できる。より多くのブレーンがリンクするメイジは、もう昨年のような「意外な展開」には陥らない。
15人のラインアップは今年も、多士済々だ。
フロントローは大きく入れ替わったが、最上級生のHO三好優作が束ねるセットピースは安定感がある。天理高校の走り切るPR「リツキ」ことルーキーPR中山律希もトップチームに絡みそう。