ヤマハが親子ラグビー教室を開催。女子セブンズもエコパを駆ける。
~ラグビーW杯1周年記念イベント~
ラグビーW杯開催1周年の記念イベントが27日、静岡・エコパスタジアムにて開催され、ヤマハ発動機ジュビロの選手たちによる親子ラグビー教室と女子セブンズの大会「アゼレア・セブンズカップ2020 in Shizuoka」がおこなわれた。
親子ラグビー教室は事前に申し込みのあった50組100名の親子が参加。ラインアウトを上げてもらったり、ヤマハの選手たちをパスやランで抜いてトライするなど、さまざまな体験をして楽しんだ。ヤマハの大戸裕矢主将は「親子教室をやることはあまりなかった。楽しそうにラグビーをしてくれていてよかったです。これからも静岡でできることはやっていきたい」と話した。
アゼレア・セブンズカップには、エコパを拠点とする結成2年目のアザレア・セブン、東海大静岡翔洋、福井・富山選抜チームの3チームが参加。総当たりでおこなわれた大会はアザレア・セブンが2勝で優勝を飾った。
ともに福井・富山選抜チームに勝利して迎えた3試合目。アザレア・セブンvs東海大静岡翔洋は19-14の接戦となった。
5-7とアザレアがビハインドで迎えた後半、立て続けに連続トライを決め19-7と逆転。直後に東海大静岡翔洋が1T1G返し5点差とすると、その後も敵陣で攻め入りチャンスを作った。だがあと一歩及ばず、そのままノーサイド。アザレアのキャプテン、西岡那奈子は「久しぶりの試合で緊張もあったが、これまで練習してきたことを出せてよかった。来年の太陽生命カップで1部に昇格できるようにこれからも練習を頑張っていきたい」と語った。
最後に静岡県ラグビー協会、石垣誠理事長が総括。
「本格的な女子ラグビーを見るのが初めての方もいたと思います。大変スリリングで、興奮された方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日をきっかけに大きくラグビーが動いたような気がします。これからもみなさんに感動を与えられるような大会であり、女子のチームであることを願っています」