元棒高跳び選手、倉吉東高校1年・竹歳大輝。2020年度第1回『TIDキャンプ』(Bigman&Fastman Camp)
持ち味の速さを買われて「Bigman&Fastman Camp」に選ばれた。選ばれたことにびっくりしたし、意識の高いラガーマンたちと一緒に参加できることにワクワクした。
「ラグビー歴も半年だから、ラグビーに対するモチベーションを上げたかったし、練習の思考を変えたいと思ってました」
印象に残ったのは今田圭太氏(ハイパフォーマンスコーチング部門 部門長)の目標設定の話。「具体的でワクワク感のある目標」が良い目標だと教わった。電話越しにも満面の笑みで話しているのが伝わる。
「自分の考えと照らし合わせて、グループワークやコーチの話を聞いて、具体的にするにはそんな考え方があるんだ! というのがいっぱいあった。気づいたことで自分が進化していると感じました。
ワクワク感があれば、自分のモチベーションが上がるということも知ったので、今は自分が好きな走るメニューを入れてみたりしています。どんどん今はモチベーションが上がって、とても楽しくラグビーができています!」
コーチたちから教わったことをすぐに吸収して実践する。キャンプ内でもそうだった。グループワークでは1年生ながらトークを仕切り、コーチから出されたお題を明確に解いていった。
キャンプを通して日本代表も夢じゃない。そう思えるようにもなった。
「野澤コーチの話がとても自分の中で響いていて。まだ1年生なんですけど、もしかしたら自分も日本代表になれるんじゃないかと。そう思えるくらいモチベーションが上がっています。自分にもチャンスがあるのなら、自分で掴み取りたいなっていう気持ちが今は強くあります」
憧れの選手は福岡堅樹。
「高校生になってラグビーをするとなったら、自分の役割は何になるのかなというのを考え始めたのが、去年のワールドカップの時期でした。そのときWTBは誰なんだろうと見ていたら福岡選手がいて。大人になっても文武両道ですごいし、自分の目指す姿と重なりました」
学生である限りは勉強もある。だからラグビーだけではなくて、勉強も大切に頑張りたい。
「ラグビーで培った思考力、目標設定の仕方はラグビーだけではなくて、将来の自分にもつながっていくし、自分をワクワクさせてくれるものになると思うので、ラグビーだけではなくて、自分の考え方もどんどん高めていきたいです」
文武両道を志すクレバーなファストマンが、今日も楽しくグラウンドを走る。