国内 2020.08.24
レイドローから学ぶ!「今、僕たちができること」

レイドローから学ぶ!「今、僕たちができること」

~東大・一橋大、2020シーズンキックオフ特別セッション・01~

[ 編集部 ]

 学生の胸に響く答えがいくつもあったのではないか。すべてが金言だった。

 スコットランド代表として76キャップを重ね、そのうち39試合でキャプテンを務めてきたレイドロー。長年キャプテンを務めた経験からリーダーのあるべき姿をこう語った。

「リーダーシップに関して、特に若いときに学んだのは、リーダーは責任を背負い込みすぎてしまうということです。ひとりで背負うのではなく、チーム全体でのリーダーシップが必要。特にキャプテンと周りの4、5人のリーダーグループが強いリーダーシップを持てば、チームがまとまります。

 ひとりですべてを決断するのは難しい。大きな決断を迫られたときに、強いリーダーシップを持ったリーダーグループがいれば、試合で役に立つということを長年かけて学んできました。

 もうひとつは、ラグビープレイヤーとして良いパフォーマンスを出すことです。まずは自分の仕事をこなして、ベストを尽くす。プレーの面ができてから、キャプテンとしてのことを考えています」

 選手としての申し分ないキャリアがそれを証明する。2015年にはワールドカップでも活躍し、ワールドラグビーの年間最優秀選手賞にノミネートされた世界最高峰のスクラムハーフである。トッププレイヤーとして大切なことも教えてくれた。

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