国内 2020.08.17

天理大ラグビー部でクラスター発生 新型コロナウイルスに部員20人が感染

[ 編集部 ]
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天理大ラグビー部でクラスター発生 新型コロナウイルスに部員20人が感染


 全国大学選手権大会で2度の準優勝を誇り、関西大学Aリーグでは4連覇中の強豪である天理大学ラグビー部の、部員20人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。

 大学がある奈良県によると、発生場所は天理大学ラグビー部練習場・ラグビー部寮で、8月12日に学生の感染が判明し、接触者に対しPCR検査を実施した結果、新たに学生19人の感染が確認されたという。いずれもラグビー部に所属し、同じ寮で生活をしていることから、スポーツ及び寮生活においてのクラスター(集団感染)事案と特定し、検査対象を全ての部員生(=寮生)と関係職員に拡大して検査をおこなう。

 感染者の状況については、患者4人、無症状病原体保有者8人は医療機関に入院。その他の無症状病原体保有者8人は宿泊療養施設へ入所している。

 天理大学では、体育学部キャンパスは13日より閉鎖。杣之内キャンパスは8日より夏期一斉休室で閉鎖しており、引き続き、24日まで学生の入構を禁止する。クラブ活動を原則中止する。

 天理大学は「陽性者の早期の回復をお祈りするとともに、本学としては今後も国や奈良県の方針等を踏まえ、大学として必要な感染防止対策をおこないます。併せて、一人ひとりが『新しい生活様式』の実践例などを踏まえた感染予防に努めるよう徹底するなど、感染拡大の防止に努めてまいります」とコメントした。

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