海外 2020.08.09

サンウルブズ歴代最多出場は浅原拓真 「スタッフ、関係者、そしてファンのおかげ」

[ 編集部 ]
サンウルブズ歴代最多出場は浅原拓真 「スタッフ、関係者、そしてファンのおかげ」
サンウルブズメモリアルセレモニーの締めで盛り上げる浅原拓真(©JSRA photo by H.Nagaoka)
2017年5月27日のチーターズ戦でオウパ・モホジェにタックルする浅原拓真(Photo: Getty Images)

 国際リーグのスーパーラグビーで戦ったサンウルブズの5年間の歴史で、最も試合に出場したのは浅原拓真だった。自身は2016年から4季連続で在籍し、43試合に出場。8月8日におこなわれたサンウルブズのメモリアルセレモニーで表彰された。

 日本代表として12キャップを持つプロップで、現在32歳の浅原は、明るいキャラクターでサンウルブズでも愛された。

 思い出に残っている試合は、2018年5月19日に香港でおこなわれたストーマーズ戦だという。サンウルブズは同点で迎えた試合終了間際の攻防でターンオーバーから逆襲し、SOヘイデン・パーカーが劇的なドロップゴールを決め、26-23で灼熱の死闘を制した。
「めちゃくちゃ暑かったです。(第1列はPR石原慎太郎、HO堀江翔太、PR浅原拓真が先発)堀江さんがスタートで隣にいたんですが、すごく引っ張ってくれて、ほれそうになりました(笑)。倒れそうになったんですけど、すごく嬉しかった試合です」

 タフな海外遠征も経験し、ツアー先で食事が合わないこともあったが、あまり大変だった思い出はなく、サンウルブズで過ごした時間はすごく楽しかったという浅原。そして、支えてくれた人々への感謝も忘れなかった。
「僕がこうやって長くツアーできたのは、スタッフの方たちとか、運営していただいている方たちとか、ファンの方たちのおかげだと思っています。本当にありがとうございました」

 過酷なツアーもある厳しい戦いの連続で、選手をケアしたスタッフの力も大きかった。そのひとりであるトレーナーの宮崎吉朗さんは「2020スタッフ・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した。

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