桑水流、橋野、山内が東京五輪候補から離脱。橋野「よし1年後! とはなりませんでした」
日本ラグビー協会は6月13日、来年開催予定の東京オリンピックへ向けた男子7人制日本代表第二次オリンピックスコッドから、桑水流裕策(コカ・コーラレッドスパークス)、橋野皓介(キヤノンイーグルス)、山内俊輝(日本ラグビー協会/リコーブラックラムズ)の3選手が離脱すると発表した。また、トレーニングスコッドに名を連ねていた福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)とジョー・カマナ(コカ・コーラレッドスパークス)も外れた。
桑水流はワールドラグビーセブンズシリーズで通算146試合出場と経験豊富で、前回の2016年リオデジャネイロ・オリンピックでは7人制日本代表のキャプテンを務め、ベスト4入りの快挙を遂げた。その後しばらく15人制に専念していたが、昨年夏にオリンピックシミュレーションメンバーとして7人制代表候補に復帰。しかし、自国開催のオリンピック出場を目指していたものの、2020年夏に予定されていた東京オリンピックは新型コロナウイルスの世界的大流行により1年延期が決まり、今年10月に35歳の誕生日を迎える桑水流の気持ちは揺れていた。
橋野、山内、カマナも2019-2020シーズンのワールドラグビーセブンズシリーズなどに参加して東京の大舞台を目標としていたが、オリンピック代表候補から外れる。
橋野は所属するキヤノンイーグルスの公式サイトで、「東京オリンピックを目指していましたが、1年延期が決まった時に、よし1年後! とはなりませんでした。セブンズを通してお世話になった方々や、セブンズ活動を支えてもらった会社に感謝します。ありがとうございました。今の気持ちとしては、久しぶりにキヤノンイーグルスの仲間と一緒に過ごす時間を長く持てますので、体はボロボロですが、心はとても新鮮でやる気に満ち溢れています。 まだラグビーは引退しません」とコメントを発表した。