ワールドカップ 2020.05.29

ラグビーワールドカップ2019プロダクションが欧州テレビ賞を受賞

[ 編集部 ]
ラグビーワールドカップ2019プロダクションが欧州テレビ賞を受賞
ラグビーワールドカップ2019の感動は、テレビを通じて世界中に届けられた(Photo: Getty Images)


 ラグビーイベント史上最多となる8億5700万人以上が世界中で観戦したといわれているラグビーワールドカップ2019日本大会の放送制作が、5月27日にオンラインセレモニーで発表されたSVGヨーロッパTVアワードで、傑出した成果を遂げたプロダクションに贈られる「Outstanding Production Achievement(イベント部門)」賞を受賞した。

 ラグビーワールドカップ2019は、国際統括団体のワールドラグビーが初めて自社で放送をプロデュースし、インターナショナル・ゲームズ・ブロードキャスト・サービシズ(IGBS)と協力。IGBSがホストブロードキャスターとなり、世界各国のライツホルダーブロードキャスターに情報提供したり、製品刷新やコンテンツ制作を担当した。そして、世界200か国以上に配信され、ネットワークを介して世界中で8億5700万人以上の人々が視聴し、過去最高といわれた2015年のイングランド大会から26%増の記録を達成した。
 アジア初開催ということもあって同地域での視聴者数も伸び、特に日本は同国代表“ブレイブブロッサムズ”の活躍もあって空前のラグビーフィーバーとなった。国内での累計視聴者数は前回大会の5倍以上となる4億2500万人に上り、日本代表が南アフリカ代表と対戦した準々決勝は、平均視聴率41.6%、瞬間最高視聴率49.1%(いずれも関東地区)という驚異的な数字だった。

 ワールドラグビーの最高執行責任者で、ラグビーワールドカップ2019の統括責任者を務めたアラン・ギルピン氏は、「IGBSとのパートナーシップにより、非常にすばらしい賞を受賞することができました。この業績は、史上最高のラグビーワールドカップの一つとして記憶されるものの提供に携わったスタッフとパートナーの情熱、才能、献身の証です」とコメントした。

準々決勝の日本×南ア戦を大分駅近くのパブリックビューイングで観戦する人々(Photo: Getty Images)

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