国内
2020.05.18
大体大ヘッドコーチに元日本代表の安藤氏が就任 「ヘラクレス軍団復活へ向け全力で取り組む」
大阪体育大学ラグビー部“ヘラクレス”の新ヘッドコーチに、元日本代表スタンドオフの安藤栄次氏(38歳)が就任した。
大体大は過去、関西制覇5回、全国大学選手権大会では3度ベスト4入りしたことがあるが、昨シーズンは関西大学Aリーグで最下位となり入替戦に出て敗れ、降格が決定。安藤ヘッドコーチにはチーム再建が期待される。
早稲田大学出身の安藤氏は、NECグリーンロケッツと三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーし、日本代表では13キャップを獲得。負傷によりワールドカップの舞台ではプレーできなかったが、2007年フランス大会でスコッドメンバーのひとりだった。
選手として引退したあとは、2015年から2020年にかけて三菱重工相模原ダイナボアーズでコーチをしていた。
このたび、大体大で指導することになった安藤氏は、「私自身、新たなチャレンジとなりワクワクしておりますが、明確な目標を示しながら学生たちと共に、伝統のフィジカルを前面に出したラグビーに磨きをかけ、今シーズンAリーグ復帰、ヘラクレス軍団の復活に向け全力で取り組んでいきたいと思います。応援してくださる皆様と共に戦いたいと思います」と意気込みを述べた。
中谷誠監督は、「安藤氏は大学、社会人でのラグビー経験において、常にトップレベルでの活躍をされ、また、日本代表としての経験をお持ちであり、指導者としても、選手に寄り添う姿勢やコーチング理論にも長けており卓越された指導センスを持っておられます。将来において、その経験値から大阪体育大学ラグビー部を躍進の途に導くものと確信しております」と期待している。