各国代表 2020.05.05

オールブラックスの新主将はサム・ケイン! 「大変な名誉」

[ 編集部 ]
オールブラックスの新主将はサム・ケイン! 「大変な名誉」
昨年のワールドカップにも出場したサム・ケイン。世界屈指のオープンサイドフランカー(Photo: Getty Images)


 ニュージーランドラグビー協会は5月5日、同国代表“オールブラックス”の新しいキャプテンにサム・ケインが指名されたと発表した。昨年のワールドカップを最後にオールブラックスから引退したキアラン・リード(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)の後任となる。

 ケインはロトルア出身の28歳で、身長189センチ、体重106キロ。2012年からオールブラックスのルースFWとして68キャップを重ね、2015年のワールドカップ優勝に貢献、昨年のワールドカップ日本大会でも活躍した。スーパーラグビーのチーフスでもキャプテンを務めており、天性のリーダーと高く評価されている。選手としては驚異的な仕事量でチームを引っ張り、同じ背番号「7」をつけた偉大な先輩、リッチー・マコウの後継者と若い頃から言われていた。

 ケインをキャプテンに指名したイアン・フォスター新ヘッドコーチは、「サムはチームで8年の経験を持つオールブラックであり、『俺についてこい』タイプのリーダーで、ゲームを非常によく考える人。チームの全員とつながる天性の能力があり、素直で、必要なときは直接的になれる。選手やスタッフたちはサムをすごく尊敬しており、彼はオールブラックスを未来へ導くのに申し分ない人物だ」と信頼している。

 新型コロナウイルスの世界的大流行により、今年、オールブラックスの試合が開催されるかどうかはわからないが、指揮官はこの時点で新キャプテンを発表したことについて、「未来がどんなものであれ、彼は私たちが計画を立てていくうえで重要な役割を果たすだろう。他のリーダーたちと一緒に舞台裏で働くことになる」と述べている。

 キャプテンを任されたケインは、「大変な名誉であり、本当にエキサイティングな挑戦です。オールブラックスの素晴らしいところは、リーダーシップグループにはすでにキャプテンと経験豊富なプレーヤーがたくさんいること。そのグループと緊密に連携し、彼らとチームの残りのメンバーをリードするために最善を尽くすことを本当に楽しみにしています」とコメントした。

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