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2020.04.21
ワールドラグビー会長選に影響か 同性愛嫌悪で非難されたフィジー協会会長が理事退任
ワールドラグビーは4月21日、フィジーラグビー協会が同協会会長であるフランシス・キーン氏をワールドラグビー理事から退任させたため、ワールドラグビー執行委員会への候補から外れたと発表した。
フィジーのフランク・バイニマラマ首相の義理の弟であるキーン氏は、元フィジー海軍司令官で、2007年に過失致死罪で有罪判決を受けたことがある。そして、フィジーの刑務所長を務めていた時代から暴力的で差別的な同性愛嫌悪の行為をおこなっていたことが英国メディアのサンデー・タイムズ紙で最近報じられ、非難の的となっていた。ワールドラグビーはこれを問題視し、調査を開始。「これらの主張を非常に真剣に受け止めている」と述べていた。
キーン氏は、5月12日に結果が明らかとなるワールドラグビー会長選に立候補しているビル・ボーモント現会長の支持者とみられていて、ボーモント氏は再選のマニフェストで「組織のガバナンスの全面的な見直しをおこなう」ことを約束している。