国内 2020.02.26

トップリーグ、第9節(3月14日〜15日)以降の試合開催は3月9日頃に判断

[ 編集部 ]
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トップリーグ、第9節(3月14日〜15日)以降の試合開催は3月9日頃に判断
会見に応じた太田治トップリーグチェアマン(右)


 2月29日、3月1日に開催を予定していた第7節と、3月7日、8日に予定していた第8節、計16試合を延期することを決めたジャパンラグビー トップリーグの太田治チェアマンが記者会見を開いた。

 試合延期の理由を、ファン、選手、関係者の健康面と安全面を第一に考慮した結果と話した同チェアマンは、無観客試合、延期、中止などを選択肢に持ちつつ、試合実施策を模索。会場確保が可能と分かったことで開催延期を決断した。

 今回の判断は、2月24日に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際である」と見解を出す前から危機管理チームを立ち上げ、調査、準備をすすめていたと話した。
 他競技リーグの判断なども見て判断。トップリーグ各チームからも、このような社会情勢ではやむを得ないという声が聞こえてきたようだ。

 延期された試合の日程の詳細、試合会場は、近日中に発表する。試合実施予定だったスタジアムでの開催もある。
 延期された試合のチケットはすべて払い戻し対象となり、新日程の試合に関しては、あらためて購入する必要がある。

 新型コロナウイルス感染の拡大状況を見ながら、第9節(3月14日〜15日)の試合開催については、3月9日頃に判断する予定だ。
 2月29日のパナソニック×NTTコムのチケット販売も好調だったようで、ワールドカップの影響を受けて今季の観客動員数は大きく伸びていただけに、「延期は苦渋の決断だった」と話した太田チェアマン。
 中断期間中にも興味をつなぎ止め、さらに再開への熱を高めるために、動画配信など、ファンへ向けてのアプローチに工夫を凝らすプランがあることも口にした。

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