海外 2020.01.30

サンウルブズ開幕戦に元豪代表シャッツ、天理大フィフィタら先発。早大の齋藤と中野ベンチ入り

[ 編集部 ]
サンウルブズ開幕戦に元豪代表シャッツ、天理大フィフィタら先発。早大の齋藤と中野ベンチ入り
2020サンウルブズで奮闘が期待されるジェイク・シャッツ(左)と布巻峻介(撮影:湯浅芳昭)


 日本チームのサンウルブズにとって最後のスーパーラグビー参戦となる2020シーズンがいよいよ開幕する。
 第1戦は、2月1日に福岡・レベルファイブスタジアムでレベルズ(オーストラリア)と対戦。今季はトップリーグとスーパーラグビーの開催時期が重なるため、日本代表クラスの選手などはほとんど参加できず、サンウルブズには新しいメンバーが多く名を連ねた。

 大久保直弥ヘッドコーチは、「チームが始動して4週間が経ちますが、日々選手が昨日の失敗から学んで、今日のハードワークを積み重ねてきたことが素晴らしかったと思います。皆が真剣に取り組んで、このチームのために体を張るというマインドが作られてきました。開幕戦は、お互いにまだ相手チームのことがよくわからない状態で、難しいゲームにはなりますが、レベルズを迎え撃つ準備はしっかりできています」と奮い立つ。

 チームの中心となりそうなのは、共同キャプテンを務めるCTB森谷圭介(パナソニック)、元オーストラリア代表NO8ジェイク・シャッツのほか、日本代表キャップ保持者のLO谷田部洸太郎とFL布巻峻介(いずれもパナソニック所属)。3季連続の参加となるジョージア代表のHOジャバ・ブレグバゼもサンウルブズの文化をよく知っており、元イングランド代表のCTBベン・テオや、元南アフリカ代表のSHルディー・ペイジも経験豊富だ。
 将来の有望株も多く含まれており、ジュニア・ジャパンも経験している天理大学のシオサイア・フィフィタが右WTBでスターティングメンバーに選ばれた。
 11季ぶりの大学選手権優勝を果たした早稲田大学からは、主将としてけん引したSH齋藤直人がベンチ入りとなり、練習生から昇格したCTB中野将伍もリザーブに名を連ね、サンウルブズデビューとなりそうだ。

 リザーブメンバーも含めて7人が初のスーパーラグビー出場。指揮官は、積極性を忘れず、ひるむことのないプレーを期待する。
「今季初めての公式戦となりますが、“KEEP HUNTING”のスローガンどおり、貪欲にトライを取りに行く姿勢、タックルを受けてもすぐに起き上がってボールを取り返しにいく姿勢、皆が仕事を探し続けるチームの姿勢、そして勝負に勝つこと。それらをファンの皆さんの前で披露できることを楽しみにしています」


<サンウルブズ 試合登録メンバー(vs レベルズ)>

1.ジャレッド・アダムス(NZ出身)  2.ジャバ・ブレグバゼ(ジョージア代表)  3.コンラード・ファンフィーレン(南アフリカ出身)  4.谷田部洸太郎(パナソニック)  5.マイケル・ストーバーク(近鉄)  6.ブレンドン・オコナー(NZ出身)  7.布巻峻介(パナソニック)  8.ジェイク・シャッツ(元豪州代表)  9.ルディー・ペイジ(元南アフリカ代表)  10.ガース・エイプリル(南アフリカ出身)  11.タウタラタシ・タシ(NZ出身)  12.ベン・テオ(元イングランド代表)  13.森谷圭介(ゲームキャプテン/パナソニック)  14.シオサイア・フィフィタ(天理大)  15.ジェームス・ダーガヴィル(豪州出身)

〔リザーブ〕
16.レニ・アピサイ(NZ出身)  17.クリス・イーヴズ(NZ出身)  18.ヘンカス・ファンヴィック(南アフリカ出身)  19.ジャスティン・ダウニー(東京ガス)  20.ミッチ・ジェイコブソン(NZ出身)  21.齋藤直人(早稲田大)  22.中野将伍(早稲田大)  23.JJ・エンゲルブレヒト(元南アフリカ代表)

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