ワールドカップ 2020.01.29

ラグビーW杯2023の組分け抽選、今年11月の国際試合終了後にパリで実施。

[ 編集部 ]
ラグビーW杯2023の組分け抽選、今年11月の国際試合終了後にパリで実施。
ラグビーワールドカップの優勝トロフィー、ウェブ・エリス・カップ(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2023フランス大会の組分け抽選が、今年11月の国際マッチ期間終了後にパリでおこなわれることが決まった。国際統括団体のワールドラグビーが1月29日に発表した。

 2023フランス大会は、前回と同じく全部で20チームが本大会に参加する予定で、2019日本大会でトップ12に入った南アフリカ、イングランド、ニュージーランド、ウェールズ、日本、オーストラリア、アイルランド、フランス、スコットランド、イタリア、アルゼンチン、フィジーは予選免除で自動的に出場権を獲得している。

 組分けはこれまでと同様に、11月のインターナショナルテストマッチウィンドウ(~11月21・22日)の後、ワールドラグビーランキングに基づいて自動的に資格を与えられたチームがシードされ、4チームずつ3つのバンドに配置される。

 例えば、1月29日時点のランキングをもとにバンド分けすれば、次のようになる(バンド1が、ランキングが高い最上位グループ)。

■バンド1:南アフリカ、ニュージーランド、イングランド、ウェールズ
■バンド2:アイルランド、オーストラリア、フランス、日本
■バンド3:スコットランド、アルゼンチン、フィジー、イタリア

 ランキングはテストマッチの結果によって変動する。
 日本代表の今年のテストマッチスケジュールは現時点で、ウェールズ代表戦(6月27日/静岡・エコパスタジアム)、イングランド代表戦(第1戦:7月4日/大分・昭和電工ドーム大分、第2戦:7月11日/兵庫・ノエビアスタジアム神戸)、スコットランド代表戦(11月14日/海外)、アイルランド代表戦(11月21日/海外)が決まっており、バンド1に上がる可能性もバンド3に落ちる可能性もある。

 トップ12以外の残りの8チームは、今年後半から始まる予選を経て決まることになり、相対的な強さに基づいてバンド4と5に割り当てられる。

 そして、バンドごとの抽選によって4つのプール(組)に分けられる(1組5チームずつ)。

 2019日本大会の組分け抽選が本番の2年前(2017年5月)におこなわれたのに対し、2023フランス大会の組分け抽選が早めに実施されるのは、フランスが2024年にパリオリンピックを控えるため、フランス2023組織委員会はオリンピックチケットの発売前にラグビーワールドカップチケット販売を最適化したいという思いがあり、時間的余裕をもって計画と準備を進めることができるようになる。

 組分け抽選の場所と日付は近日中に発表される予定。

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