国内 2020.01.09
「スタジアムで待ってるよ。」TL開幕戦みどころチェック(3)

「スタジアムで待ってるよ。」TL開幕戦みどころチェック(3)

[ 編集部 ]

1月12日(日)
宗像サニックスブルース×NECグリーンロケッツ 14:00 レベルファイブスタジアム

 ともに新指揮官がチームを率いる者同士が福岡で対峙する。宗像サニックスブルースは伝統的によく走り、奔放に攻めるスタイルで魅力を発揮する。NECグリーンロケッツは堅実なゲーム運びを得意とするだけに、対照的な持ち味の激突が楽しめそうだ。
 ただ今季の宗像サニックスは、ディフェンス面の進化がすすんでいると聞こえてくるから注目だ。それが顕著に伝わってきたのが昨年12月におこなわれたNTTコムとのプレシーズンマッチ。14-21と競り負けるも、攻撃力高いアタッカーを揃えてきた相手を試合終了間際まで2トライに抑え、接戦を演じた。コーリー・ブラウン ヘッドコーチは、時間をかけてフィットネスを高め、フィジカル面も強化。土台を強くしたことがパフォーマンスの安定につながっている。日本代表として活躍したLOジェームス・ムーアの存在も合わせ、多くの人が見つめる中で、これまでの奔放なスタイルに接点での強さを加えたニュー・ブルースの戦い方が披露されるだろう。
 現役時代はミスター・グリーンロケッツと呼ばれた浅野良太ヘッドコーチ(以下、HC)が新指揮官となったNECも、防御には信念がある。同HCは「かつて自分たちが武器としていたディフェンスを、あらためて強みとして取り戻す」と話す。その強固な意志のもと、チーム作りが進められている。 ビッグネームの加入などはないが、そのぶん結束力の強さで挑む。FL亀井亮依主将のもと、派手さはないが、辛抱強く戦い勝機をつかむ。勝利の条件は相手をロースコアに抑えることだろう。
 強い時のグリーンロケッツはいつも泥臭い。ジャージーを汚しながら勝利をつかみにいく。

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