国内
2020.01.08
「スタジアムで待ってるよ。」TL開幕戦みどころチェック(2)
1月12日(日)
日野レッドドルフィンズ vs NTTコムシャイニングアークス 11:30秩父宮
昨季は史上最高戦績の5位をマークしたNTTコムにとっては、いよいよトップ4以上へ、シビアなチャレンジを仕掛けていくシーズン。初戦で戦う「フレッシュ」なパック(群れ)が日野レッドドルフィンズだ。見逃せないのは、セットプレーからの始めのアタックでの攻防だ。
NTTコムは近年、スクラムを中心にセットプレーの地力を着々と上げている。177㎝のダイナマイト・金正奎キャプテンや、昨季サンウルブズでチームを牽引したFLヴィリー・ブリッツ、日本代表NO8アマナキ レレィ マフィ、クレバーな闘士・栗原大介ら俊英がいっぱい。さらに、今年はW杯優勝の南ア代表から、世界最強のHOと言われるマルコム・マークスも加入し凄みを増している。BKからはオーストラリア代表SOクリスチャン・リアリーファノが流れを仕切る中、機動力も備えたFWが絡んで、どんな1時攻撃を繰り出すのか楽しみだ。
対する日野のフレッシュさは、組み合わせのフレッシュさでもある。ヤマハの大黒柱であったバックロー堀江恭介はカルチャーの担い手も引き受け、周囲に影響を与え続ける。同じくヤマハから移籍のモバイルLO、ディネスバラン・クリシュナンにも注目だ。第一列には東芝から来たPR浅原拓真、トヨタから出向のベテランLO北川俊澄は勝負強さがある。もしベテラン組が活躍すれば、スクラムワークや読みの鋭さが生きる。ここぞのセット(スクラムやラインアウト)で仕掛けるアタックには注意が必要だ。SHに元オールブラックスのオーガスティン・プル、SO染山茂繁ら、その起点にリーダー陣が配置されている。