国内
2020.01.03
常翔学園が京都成章に劇的逆転勝ち! 桐蔭学園は大阪桐蔭倒し、東福岡と御所実も4強入り
春の全国選抜大会で準優勝だった奈良県立御所実業は、同じ近畿のライバルである東海大学付属大阪仰星(大阪第3)と対戦し、14-0で競り勝ち、3年ぶりのベスト4入りとなった。
御所実は前半7分、攻め上がったWTB澤口飛翔がキックを使ってインゴールに転がしたボールを自ら押さえ、先制。
7-0で折り返した後半3分には、敵陣22メートルライン外から走り込んできたFB石岡玲英が防御網を切り裂いてゴールに持ち込み、石岡のコーンバージョンキック連続成功も貴重な追加点となった。
御所実は後半18分、危険なタックルをしたFW選手にイエローカードが出され、一時的に1人少なくなったが、踏ん張った。黒いジャージーの男たちはこの試合、特にブレイクダウンのファイトが光り、ターンオーバーを連発。追い込まれた東海大仰星はミスも出て流れを変えられず、ゴール前のラストアタックも御所実の堅守に阻まれ、接戦は14-0でノーサイドとなった。
勝った御所実業の竹田寛行監督は、「センターエリアでたくさんのミスがあったが、ミスの数がウチの方が少なかったように思う。それと、ブレイクダウンのところで少しウチが勝っていたような気がする」と勝因を挙げた。
この試合で自らトライも決めたリーダーの石岡は、「チームで試合前に決めたことを、一つひとつ、みんなが同じ方向を向いて、ひたむきに60分間やってくれた。いいゲームだったと思う」と振り返り、初優勝へ向けて次の戦いを見据える。