早大の齋藤、天理大のフィフィタがサンウルブズ入り! 元イングランド代表テオも新加入
2020年のスーパーラグビーに挑む日本チーム「ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ」の、第1次スコッド(15人)が11月26日に発表された。
国内最高峰、トップリーグの開催時期と重なるため、日本代表選手などトップリーグチームに所属している選手は入っていないが、早稲田大学のキャプテンであるSH齋藤直人や、齋藤とともにジュニア・ジャパンを経験している天理大のCTBシオサイア・フィフィタなどが選出された。
そのほか、イングランド代表として18キャップを持ち、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズも経験しているCTBベン・テオや、元オーストラリア代表のNO8ジェイク・シャッツらもニューフェイスとなる。
サンウルブズ常連のジョージア代表HOジャバ・ブレグバゼと、2019シーズンのメンバーであるLOトム・ロウは今季もスコッド入りし、サンウルブズでプレーする。
大久保直弥 新ヘッドコーチが指揮を執る2020サンウルブズは、スローガンを「KEEP HUNTING」とした。今年開催されたラグビーワールドカップ日本大会において、日本代表は初のベスト8を達成したが、2023年の大舞台へ向けて戦いはもう始まっている。ワールドカップの成功を最大限活用しながら、現状に満足せず、選手、スタッフ一人一人がHunt(チャレンジ)し続けることがサンウルブズの使命であり、未来を切り開いていく、という思いが込められている。勝利に飢えた狼たちの、新たな狩りの始まりだ。
なお、コーチングコーディネーターとして前サントリーサンゴリアス監督の沢木敬介氏が加わることとなり、ヤマハ発動機ジュビロで指導してきた田村義和氏がスクラムコーチに就任することが決まった。
スーパーラグビーは、ワールドカップで優勝したことがある南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、そして、その3か国とともに南半球ビッグ4の一角を占めるアルゼンチンのトッププレーヤーたちが集まり、日本のサンウルブズを含め15チームで争うハイレベルな大会。
2020年シーズンは1月31日に開幕し、サンウルブズは2月1日に初開催となる福岡・レベルファイブスタジアムでレベルズ(オーストラリア)と第1戦をおこなう。レギュラーシーズンは5月30日までで、3つに分かれたカンファレンス(サンウルブズはオーストラリア・カンファレンス)の1位など上位8チームがプレーオフに進み、6月20日にチャンピオンが決まる。
2016年から参戦しているサンウルブズは過去、17位だった2017年を除いて最下位に終わり(2016、2017年は18チーム参加。2018年から15チーム参加)、2020年大会を最後に除外されることが決まっており、ラストイヤーで最高のパフォーマンスが期待される。
<サンウルブズ 2020シーズン 第1次スコッド>
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シオネ・アシ(2017~19:マナワツ/NZ出身/SR出場:0)
ジャレッド・アダムス(2018~19:オークランド/NZ出身/SR出場:0)
【HO】
レニ・アピサイ(2018~19:ブルーズ/NZ出身/SR出場:31)
ジャバ・ブレグバゼ(2018~ サンウルブズ/ジョージア代表 58キャップ/SR出場:21)
【LO】
ベン・ハイン(2016~17:ブランビーズ/豪州出身/SR出場:5)
トム・ロウ(九州電力キューデンヴォルテクス/NZ出身/SR出場:12)
【FL/NO8】
ブレンドン・オコナー(2015~19:レスター・タイガース/NZ出身/SR出場:44)
ミッチ・ジェイコブソン(2019:チーフス/NZ出身/SR出場:3)
ジェイク・シャッツ(2017~19:ロンドン・アイリッシュ/豪州代表 2キャップ/SR出場:92)
オネフンガ・カウフシ(2019:エクセター・チーフス/トンガ代表 5キャップ/SR出場:4)
【SH】
齋藤直人(早稲田大学/神奈川県出身/SR出場:0)
【SO】
ガース・エイプリル(2018~19:NTTコミュニケーションズシャイニングアークス/南アフリカ出身/SR出場:21)
【CTB】
ジョーダン・ジャクソン=ホープ(2016~19:ブランビーズ/オーストラリア出身/SR出場:15)
ベン・テオ(2019:トゥーロン/イングランド代表 18キャップ/NZ出身/SR出場:0)
シオサイア・フィフィタ(天理大学/トンガ出身/SR出場:0)