国内 2019.11.23

全国高校ラグビー大会出場の全51校決定! 大分東明、青森山田が初出場、熊本工は13年ぶり

[ 編集部 ]
全国高校ラグビー大会出場の全51校決定! 大分東明、青森山田が初出場、熊本工は13年ぶり
大分舞鶴との激闘を制し花園初出場を決め、歓喜の大分東明(撮影:MASAYA OKUNAGA/BLUE PACIFIC)


 令和元年度の「第99回 全国高校ラグビー大会」出場をかけた予選は、11月23日に長崎など4県で決勝がおこなわれ、聖地・花園に立つ全51校が出そろった。

 昨年度の花園でベスト8入りし、今夏の全国7人制大会(アシックスカップ)で準決勝進出を果たした長崎北陽台と報徳学園が、タフな予選を突破して大舞台への切符を獲得した。
 長崎北陽台は、長崎県予選決勝でライバルの長崎南山に26-19で勝利。終盤、南山がモールでトライを奪い7点差に詰め、リスタートもあったが、自陣からのラストアタックでパスを乱し、直後、試合終了の笛が鳴り、北陽台が2年連続18回目の花園出場を決めた。
 報徳学園は23日に兵庫県決勝で関西学院と対戦し、19-14で4連覇。関西学院が後半24分にトライを決め、コンバージョンも成功し5点差に詰めたものの、報徳学園は終盤、ディフェンスでプレッシャーをかけてボールを奪い返し、リードを守り切った。
 愛媛県では、松山聖陵が三島に38-7で快勝し、2年ぶり4回目の出場を決めている。
 熊本県では、熊本工業が3連覇を狙った熊本西の強いFWを止め、7-0で接戦を制し、13年ぶり28回目の全国切符獲得となった。

 初出場は、青森山田(青森)と大分東明(大分)の2校。青森山田は、8連覇中だった青森北を47-19と圧倒し、創部53年目で悲願を達成した。大分東明は4年連続で決勝に進み、33年連続57回の全国出場を誇り日本一になったこともある名門の大分舞鶴に挑戦、17-14で逆転勝ちし初出場を決めている。

 今春の全国高校選抜大会を制した桐蔭学園(神奈川)は順調に花園への切符を獲得。同大会で準優勝だった御所実業は奈良県決勝でライバルの天理に22-10で競り勝ち、2年ぶりに冬の大舞台でプレーする。全国選抜ベスト4で桐蔭学園と1点差の接戦を演じた京都成章も予選を勝ち抜いた。そして、前年度チャンピオンの大阪桐蔭も激戦区・大阪で強さを見せつけ関門突破、8年連続14回目の出場を決めている。

 第99回全国高校ラグビー大会は12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する。

<第99回全国高校ラグビー大会 出場校>

【北北海道】 旭川龍谷(2年連続4回目)
【南北海道】 札幌山の手(2年連続18回目)
【青森県】 青森山田(初出場)
【岩手県】 黒沢尻工業(5年連続31回目)
【宮城県】 仙台育英(24年連続26回目)
【秋田県】 秋田中央(2年連続12回目)
【山形県】 山形中央(2年連続26回目)
【福島県】 郡山北工業(2年ぶり4回目)
【茨城県】 茗溪学園(8年連続25回目)
【栃木県】 國學院栃木(20年連続25回目)
【群馬県】 桐生第一(2年連続2回目)
【埼玉県】 浦和(6年ぶり3回目)
【千葉県】 流経大柏(25年連続27回目)
【東京都1】 東京(3年ぶり13回目)
【東京都2】 本郷(2年連続11回目)
【神奈川県】 桐蔭学園(5年連続18回目)
【山梨県】 日川(14年連続49回目)
【長野県】 飯田(2年ぶり9回目)
【新潟県】 新潟工業(16年連続44回目)
【富山県】 富山第一(2年ぶり11回目)
【石川県】 日本航空石川(15年連続15回目)
【福井県】 若狭東(4年連続31回目)
【静岡県】 静岡聖光学院(2年連続6回目)
【愛知県】 中部大春日丘(7年連続9回目)
【岐阜県】 関商工(2年連続39回目)
【三重県】 朝明(8年連続10回目)
【滋賀県】 光泉(3年ぶり9回目)
【京都府】 京都成章(6年連続12回目)
【大阪府1】 大阪桐蔭(8年連続14回目)
【大阪府2】 常翔学園(5年連続38回目)
【大阪府3】 東海大大阪仰星(2年ぶり19回目)
【兵庫県】 報徳学園(4年連続45回目)
【奈良県】 御所実業(2年ぶり12回目)
【和歌山県】 近大和歌山(5年ぶり2回目)
【鳥取県】 米子工業(2年連続9回目)
【島根県】 石見智翠館(29年連続29回目)
【岡山県】 玉島(2年連続3回目)
【広島県】 尾道(13年連続14回目)
【山口県】 山口(2年ぶり6回目)
【香川県】 坂出第一(6年ぶり2回目)
【徳島県】 城東(3年連続13回目)
【愛媛県】 松山聖陵(2年ぶり4回目)
【高知県】 高知中央(8年ぶり5回目)
【福岡県】 東福岡(20年連続30回目)
【佐賀県】 佐賀工業(38年連続48回目)
【長崎県】 長崎北陽台(2年連続18回目)
【熊本県】 熊本工業(13年ぶり28回目)
【大分県】 大分東明(初出場)
【宮崎県】 高鍋(9年連続27回目)
【鹿児島県】 鹿児島工業(6年ぶり13回目)
【沖縄県】 名護(2年連続18回目)

▼【都道府県予選結果】 下記URLをクリックすると予選の全結果をPDFでご覧いただけます。
https://rugbyrp.files.wordpress.com/2019/12/hanaozno_99yosen.pdf

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