ワールドカップ 2019.11.02

【ラグビーW杯決勝シーン動画】 南アがイングランドを圧倒! 12年ぶり3度目のW杯制覇!

[ 竹中 清 ]
【ラグビーW杯決勝シーン動画】 南アがイングランドを圧倒! 12年ぶり3度目のW杯制覇!
ブーツ、果敢なランなどで南アに勢いをもたらしたハンドレ・ポラード(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2019日本大会で頂点に立ったのは、南アフリカ代表“スプリングボックス”だった。11月2日、横浜国際総合競技場でイングランド代表と決勝を戦い、32-12で激闘を制した。
 南アは1995年、2007年大会に続く3度目のワールドカップ優勝。
 一方、4年前のプールステージ敗退の屈辱を乗り越え、名将エディー・ジョーンズのもとでチームを再建し決勝進出を果たしたイングランドだが、16年ぶりの王座奪還とはならなかった。

 7万人を超える観客が熱狂した。
 序盤から激しい肉弾戦。前半2分、コンタクトの際に頭部に衝撃を受けたイングランドのPRカイル・シンクラーが動けなくなり、ピッチを去った。一方の南アは21分、HOボンギ・ンボナンビも脳しんとうの疑いでプレー続行不可となり、LOルード・デヤハーは左肩を壊し、無念の交代となった。

 先制したのは南アだった。前半10分、敵陣深くで、ランを試みた相手CTBオーウェン・ファレルにプレッシャーをかけてPGチャンスを得、SOハンドレ・ポラードが3点を入れた。
 その後、同点とされるも、この日の南アはスクラムで何度も圧倒。26分に強力FWが再びショットチャンスを作り、今大会、安定したキッカーのひとりであるポラードが加点した。

 30分過ぎ、イングランドはボールキャリアーの力強い突進とボール継続を繰り返し、怒涛の連続攻撃。グリーンの壁は堅くトライは奪えなかったが、南アに反則があってイングランドはPGで再び同点に追いついた。

 しかし37分、イングランドにオフサイドの反則があり、南アのポラードが敵陣10メートルライン、右斜めからPGを決めて勝ち越した。さらにハーフタイム前、イングランドにノックオンがあり、南アはまたもスクラムでPGチャンスを獲得。背番号10がきっちりねじ込み、12-6とリードして折り返した。

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