南アフリカ戦に挑む姫野和樹。「自分自身に期待している！」

　ここまで４戦にフル出場して、日本代表のベスト８入りに大きく貢献した姫野和樹が、10月17日、南アフリカ戦（10月20日）に向けた日本代表選手の記者会見に出席した。

　記者からの「アイルランド、スコットランドなどのティア１と日本などのティア２の概念を壊したか？」という質問には即答。「見ての通り、日本は良いラグビーをしている。スコットランド、アイルランドを倒したと自信を持って言える。ベスト8に入ったことで、ティアに食い込めると世界に発信できた」と、自信に満ちた表情で答えた。

　ワールドカップが始まる前から「日本代表として、日本人でも世界でやれるんだということを証明したかった」と思っていたという姫野。「ワールドカップで、日本全体が盛り上がっているのはうれしい。日本ラグビーにとっては大きい出来事。ラグビー文化が広まればいいなと思っている」と、日本中がラグビーで盛り上がっている状況を楽しんでいる。

　３日後に迫った20日の南アフリカ戦に向けて。「南アフリカは世界1、2位のチーム。素晴らしいチームとワールドカップで対戦できるのは本当に喜ばしいこと。選手として、対戦できるのは楽しみ。どれだけ自分がフィジカルで前にできるか。自分自身にも期待している。ボールキャリアでは低く入るなど、ひとつひとつのプレーが勝敗にかかわる。チーム全体が同じ絵を見られるように準備したい」と意気込みを語った。