ワールドカップ 2019.10.07

日本との決戦控えるスコットランドは主力温存 ロシア戦は10人が今大会初先発

[ 編集部 ]
日本との決戦控えるスコットランドは主力温存 ロシア戦は10人が今大会初先発
スコットランドの主力。左からマキナリー主将、バークレー、ホッグ、レイドロー(Photo: Getty Images)


 熱戦が続くアジア初開催のラグビーワールドカップで、日本代表と「やるか、やられるか」の状況にあるスコットランド代表が、10月9日に静岡・エコパスタジアムでおこなうロシア代表戦のメンバーを発表した。ベスト8入りをかけた日本との大一番を中3日で控えるため、当然のことながら、多くの主力を休ませる。

 日本戦のキーマンとなりそうな、ワールドクラスのSHグレイグ・レイドロー、SOフィン・ラッセル、FBスチュアート・ホッグ、WTBショーン・マイトランド、サモア戦のプレーヤー・オブ・ザ・マッチだったLOジョニー・グレイなどはロシア戦には出場しない。また、日本戦での先発が予想されているニュージーランド出身のNO8/FLブレイド・トムソンも日曜日の決戦に備えてリスクを回避する。

 過去2戦(9月22日:vs アイルランド ●3-27/9月30日:vs サモア ◯34-0)どちらかで先発したメンバーのうち、今回もスターターで出場するのは5人。ゲームキャプテンはワールドカップ3大会目のベテランFLジョン・バークレーが務め、バークレーと同じくアイルランド戦に先発したNO8ライアン・ウィルソン、CTBダンカン・テイラー、WTBトミー・シーモアもロシア戦の主軸となる。WTBダーシー・グレアムは唯一、サモア戦に続いての先発。そのほかのスタメンは、6人が前の試合をリザーブとして経験しており、代表44キャップの多くをHOでプレーしてきたフレイザー・ブラウンは今回、背番号7(FL)を任された。そして、4人は今大会初出場となる。

 最新世界ランキング9位のスコットランドに対し、ロシアは20位と格下だが、すでに1敗を喫しているスコットランドにとって勝利はもちろんボーナスポイントも必要で、日本戦出場が予想される主将のHOスチュアート・マキナリー、セットピースの要であるPRヴィレム・ネル、LOグラント・ギルクリストらがロシア戦のリザーブに名を連ねた。

<RWC2019 (プールA: vs ロシア) スコットランド代表 試合登録メンバー>

1.ゴードン・リード  2.ジョージ・ターナー  3.ザンダー・ファーガソン  4.スコット・カミングス  5.ベン・トゥーリス  6.ジョン・バークレー  7.フレイザー・ブラウン  8.ライアン・ウィルソン  9.ジョージ・ホーン  10.アダム・ヘイスティングス  11.ダーシー・グレアム  12.ピート・ホーン  13.ダンカン・テイラー  14.トミー・シーモア  15.ブレア・キングホーン

〔リザーブ〕
16.スチュアート・マキナリー  17.サイモン・バーガン  18.ヴィレム・ネル  19.グラント・ギルクリスト  20.マグナス・ブラッドブリー  21.ジェーミー・リッチー  22.ヘンリー・ピアゴズ  23.クリス・ハリス

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