ワールドカップ
2019.09.28
打倒アイルランドへ「攻守とも、がまん」が大事と松島。敵も日本のライジングスターを警戒。
【キーワード】松島幸太朗
アイルランド戦を翌日に控えた27日、ロシア戦でワールドカップ日本代表初となる3トライを挙げたWTB松島幸太朗が前日会見に臨んだ。
ロシア戦での3トライを予告した中村亮土が、26日に「(松島は)2トライ」と言ったことに関して「特別な理由はなく、自分たちのラグビーができれば、自然とWTBまで回ればトライをとれる」。快勝とはいかない内容は、意思の疎通がうまくいかなかったことが原因だった。「スペースがあるというコールが内側に伝わりにくかった。外にいる人間が意識してやらないと強豪には通用しない」と反省点を挙げた。
ロシア戦後、ジェイミー・ジョセフHCが松島をフェラーリと称したことに対しては「僕の中でのフェラーリは福岡堅樹」。相手のBKの印象を「日野の2トン(トラック)」。アイルランド戦勝利へのポイントを「アタックもディフェンスも絶対に切れない。がまんし続ける」とした。
相手FWは世界トップの強さを誇るだけに「BKのミスでスクラムになったり、ペナルティは避けたい。自分たちがいかに精度高くできるかにかかっている」と、気を引き締めた。
日本代表にとって前回との違いは「マツシマ」の名が世界的に知られるようになったことだろう。対戦するWTBのガリー・リングローズも「松島はどんどん強くなってる。攻撃、防御、どうプレッシャーをかけるか」と警戒する。
プールA最大の難関であるアイルランド。アナウンサーの「マツシマ」の絶叫なしに歓喜は生まれない。