各国代表 2019.09.08

アイルランドが世界ランク1位でW杯へ ウェールズ下し初のトップ奪取

[ 編集部 ]
アイルランドが世界ランク1位でW杯へ ウェールズ下し初のトップ奪取
先制トライを決めるアイルランドのロブ・カーニー(Photo: Getty Images)

 9月20日に開幕するラグビーワールドカップで日本代表と一緒のプールに入り、初優勝を狙うアイルランド代表が、初めて世界ランキング1位になって来日することが確実になった。9月7日に地元ダブリンで、今年のヨーロッパチャンピオンであるウェールズ代表と対戦し、19-10で勝利。国際統括団体ワールドラグビーのランキングが更新されるのは9日だが、ウェールズに勝てば、獲得ポイントで1位のニュージーランドを上回るとされていた。

 アイルランドは、手の親指を痛めていた、昨年のワールドラグビー最優秀選手であるSOジョナサン・セクストンが戦列復帰し、SHコナー・マレーとのハーフ団でゲームをリード。前半21分、ゴール前でフェイズを重ねウェールズの堅い守りを崩し、セクストンからパスをもらったFBロブ・カーニーが先制トライを挙げた。

 アイルランドはディフェンスも勝因となり、29分には、ウェールズのSOダン・ビガーにインターセプトされピンチとなったが、複数のグリーンジャージーが懸命に追いかけCTBロビー・ヘンショーがゴール前で捕まえ、FBカーニーも加わりトライを許さなかった。

 その後、逆転されたアイルランドだが、7-10で迎えた50分(後半10分)、ゴール前のスクラムから攻め、クイックリサイクルでボールをもらったPRタイグ・ファーロングがインゴールにねじ込み、再びリードを奪った。

 58分にもゴールに迫ったアイルランドは、ウェールズのしぶといディフェンスに対し、LOジェームズ・ライアンがパワーで押し込みトライが認められた。

 その後、アイルランドは敵陣でプレッシャーをかけ続け、最後はPRデイヴ・キルコインが強烈なタックルで相手に落球させ、試合終了となった。

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