ワラビーズはニューカレドニアでトレーニング

　2019日本大会に先立ち、オーストラリアは隣国ニューカレドニアをトレーニングの拠点に据えている。

　8月23日から9月6日までの間、ワラビーズの選手35名とマネージメントスタッフ24名は、ニューカレドニアに滞在し、トーレニングや公開セッション、戦術・戦略会議などを行なっている。チームは、そのほかにも現地の恵まれた環境を生かし、さまざまなチームビルディングを行う予定だ。

　今回、ワラビーズをニューカレドニアへ招聘することができたのは、ニューカレドニア観光局とともに、トレーニング施設や活動のサポートを行なうパートナー企業の努力と協力の賜物だった。

　ニューカレドニア観光局局長 ジャン＝マルク・モスランは次のように語っている。

「今回、ワラビーズを迎え入れることは、ニューカレドニア観光局にとって非常にエキサイティングな機会だと考えています。ワラビーズは世界で最も有名なチームのひとつであり、選手とそのコーチを歓迎することはニューカレドニアにとって、真の国際性を示すことにつながります。オーストラリアはニューカレドニアに最も近い南太平洋の隣国です。準備期間から競技中まで、ワラビーズ選手団が最高のコンディションで大会に臨めるよう、心から願っています」

　大会直前に南半球の強国が集った「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」では、47－26でニュージーランドを倒す（8月10日）など、継続してきた強化の手応えをつかみつつあるワラビーズ。初戦は9月21日、札幌で行われるフィジー戦だ。