国内 2019.08.15

昨季4強ワセダ、準V天理を倒す

[ 向 風見也 ]
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昨季4強ワセダ、準V天理を倒す
序盤の劣勢を覆して早大が逆転勝ち(撮影:福島宏治)

 昨季の大学選手権で4強だった早大が、8月15日、同準優勝の天理大との練習試合で33—14と勝利(長野・菅平早大セミナーハウス)。序盤劣勢だったスクラムで徐々に形勢逆転し、終盤の連続加点で快勝した。
 
 先制点は天理大。自軍キックオフの確保から敵陣深い位置に滞留した前半3分頃、マイボールスクラムを8人一体で押し込みその脇をNO8のアシベリ・モアラ、SHの藤原忍が順に突破。インゴールを割り7−0とした(G成功)。

 対する早大は以後もスクラムに苦しみ、敵陣22メートルエリアでの攻撃も相手のジャッカルで寸断される。しかしハーフタイム直前、難儀していたはずのスクラムで得点を生む。

 敵陣ゴール前右中間で組み合うと、懸命に足をかいて前に出る。勢いに押された天理大は、FLがスクラムから頭をぬくなどして塊を崩す。そのまま早大がトライラインを割り、7—7の同点で後半を迎えた。

 以後のスクラム勝負は一進一退。押したり、押されたりのつばぜり合いが続いたが、要所で笑ったのは早大FWだった。

 7—14と天理大がリードしていた後半19分、早大は敵陣22メートルエリア右のスクラムをぐいと押し込む。

 左で球を受け取ったSOの岸岡智樹が、複数あったパス方向のうちやや手前側へ放る。そちらへ駆け込んだCTBの長田智希は球をもらう瞬間のフットワークで相手タックラーを置き去りにし、直後のゴールと相まって14—14と追いついた。

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