日本代表
2019.08.10
PNC優勝も「変な自信をつけないほうがいい」とリーチ主将。W杯へ向け気を引き締める。
ワールドカップ期間中に31歳の誕生日を迎えるリーチは、アメリカ戦の前日、母の故郷であるフィジーでプレーするのは最後になるかもと発言していたが、この日は2トライを挙げるなど活躍。家族など50人が応援に来ていたそうで、「今年の中のハイライトかな」。21点差をつけた後半17分に交代したが、自身のパフォーマンスについては「もう少しワークレートを上げたかった」とコメントした。
今回のPNCは3試合ともトライ量産によるボーナスポイント獲得で全勝優勝したが、リーチ主将は「ワールドカップへ向けいい流れだけど、変な自信をつけないほうがいい」と気を引き締める。2011年も同大会で優勝したものの、数か月後のワールドカップでは1分け3敗という成績に終わった。「ワールドカップでのサモアやロシア(2019年大会の対戦相手)は違う」と話し、さらなるチーム力アップを誓う。
日本代表はこのあと、1週間の休みをはさみ、8月18日から28日まで北海道の網走で合宿をおこなう。そして、9月6日には埼玉・熊谷ラグビー場で本番前最後のテストマッチを南アフリカ代表と戦う。
ワールドカップに臨む最終登録メンバー31人は9月2日までに提出することになっており、PNC3試合でメンバーはだいたい決まったかと訊かれたジョセフ ヘッドコーチは、「なんとなく構想はできている。ここまで試合ごとに6~7人メンバーを変えているし、決勝戦でも変えた。そういうコーチはなかなかいないと思う。あくまでもフォーカスはその先。いろんな選手にチャンスを与えて、コンビネーションの確認もあった。このあと、ビデオを見直して誰がよいプレーをしたのか吟味してから、スコッド構想に入りたい」とコメントした。
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