田中がアメリカ戦で先発復帰。ツイ、山中、山本にもアピールチャンス。
ラグビーワールドカップ2019に出場する各国代表の最終登録メンバー31人は、9月2日までに国際統轄団体のワールドラグビーに提出することになっている。選手間の激しい競争が続いている日本代表がその前に予定しているテストマッチはあと1試合。サバイバルレースは8月下旬の網走合宿も残っているが、8月10日にフィジーのスバでおこなわれるパシフィック・ネーションズカップ(PNC)の最終戦、アメリカ代表戦は、アピールが必要な選手にとって重要な一戦となる。新しいコンビネーションも注目だ。
右脚を痛めPNCの第1戦と第2戦はプレーできなかったベテランSHの田中史朗が背番号9で戦列復帰。ツイ ヘンドリックはNO8で今季PNC初出場となり、山中亮平もFBで先発チャンスをもらい、昨年11月以来のテストマッチとなる。
左脚内側の靱帯損傷から回復してツアースコッドに招集されたPR山本幸輝はリザーブに名を連ねた。
7月27日に釜石でおこなわれたフィジー戦で右膝を痛め交代し、状態が心配されたFLピーター“ラピース”・ラブスカフニも戦列復帰。ラブスカフニとともにフィジー戦で日本代表デビューを果たしたLOジェームス・ムーアも再び先発ポジションをつかんだ。
8月3日のトンガ戦でベンチスタートだったWTB福岡堅樹は背番号11を取り戻し、同じく同試合でリザーブだったLOヘル ウヴェもスタメン入り。
フィジー戦とトンガ戦で15番をつけ活躍したウィリアム・トゥポウはアウトサイドCTBに移動し、かつてコカ・コーラでも一緒にプレーしたラファエレ ティモシーとミッドフィールドのコンビを組む。
<PNC2019 最終節・アメリカ代表戦/日本代表 試合登録メンバー>
1.稲垣啓太(パナソニック) 2.堀江翔太(パナソニック) 3.ヴァル アサエリ愛(パナソニック) 4.ジェームス・ムーア(宗像サニックス) 5.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機) 6.リーチ マイケル(主将/東芝) 7.ピーター・ラブスカフニ(クボタ) 8.ツイ ヘンドリック(サントリー) 9.田中史朗(キヤノン) 10.田村優(キヤノン) 11.福岡堅樹(パナソニック) 12.ラファエレ ティモシー(神戸製鋼) 13.ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ) 14.松島幸太朗(サントリー) 15.山中亮平(神戸製鋼)
〔リザーブ〕
16.坂手淳史(パナソニック) 17.山本幸輝(ヤマハ発動機) 18.木津悠輔(トヨタ自動車) 19.ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ) 20.姫野和樹(トヨタ自動車) 21.流大(サントリー) 22.松田力也(パナソニック) 23.レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)