立川理道がNZのオタゴに短期加入! 「W杯へ向け、最後まであきらめない」
クボタスピアーズは8月2日、日本代表として55キャップを持つ同クラブ主将の立川理道が、ニュージーランドのオタゴに加入することが決まったと発表した。契約期間は8月14日~9月17日で、ラグビーワールドカップを控える日本代表スコッドに立川が追加招集された場合は、日本代表を優先する契約になっているという。
CTB、SOとして2015年のワールドカップで活躍し、今年の大舞台へ向けても日本代表トレーニングスコッドの合宿に参加していた立川だが、現在開催されているパシフィック・ネーションズカップのメンバーには選ばれていない。
クボタはトップリーグカップで4強入りしており、立川は8月4日から始まるプレーオフの戦いが終わってからニュージーランドへ向かうと思われる。
立川は2014年にも海を渡り、スーパーラグビーのブランビーズ(オーストラリア)に入団して挑戦したことがある。今回加わるオタゴはニュージーランド国内大会の2部リーグ(マイター10カップ チャンピオンシップ)に属するチームで、かつて田中史朗や堀江翔太なども在籍した。
今年のマイター10カップは8月8日に開幕する。
立川はクボタを通じ、「チームがオフになる時期にオファーをしていただき、レベルの高い試合ができる環境でプレーできることに感謝します。早くチームに馴染み、貢献できるように頑張ります。ワールドカップに向けて、いつ呼ばれてもいいように、最後まであきらめずに準備したいと思います」とコメントした。
クボタのフラン・ルディケ ヘッドコーチは、「彼の能力とリーダーシップは、オタゴをより良いチームにすると確信しています。ハル(立川理道)自身、そして彼のラグビーキャリアにも大変良い機会ですし、クボタにとっても確実に利益をもたらすことになるでしょう。また、ワールドカップの日本代表スコッドにいつ呼ばれてもいいように準備する上で、ハルの手助けにもなるでしょう」とエールを送った。