トヨタ自動車の樺島 コカイン所持容疑で逮捕。チームはお詫びのコメント発表。
ジャパンラグビートップリーグの強豪、トヨタ自動車ヴェルブリッツに所属するSO/CTB樺島亮太(28歳)が、麻薬取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたことが明らかになった。
警察によると、樺島容疑者は今年4月、豊田市内のタクシー内でコカイン約1グラムを所持した疑いがもたれている。
タクシー会社の社員が車内にあった財布を交番に届けたところ、樺島容疑者の免許証のほかにコカインが見つかったことから、容疑が発覚したという。樺島容疑者は「覚えがない」と容疑を否認しているとのこと。
樺島は福岡高校出身で、2008年度高校日本代表に選ばれた。筑波大学を卒業して、2013年にトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入。入部6年目だった昨シーズンは、新設のトップリーグ カップ4試合に出場し、1月19日におこなわれた同トーナメント決勝では背番号10をつけ、チームの優勝に貢献していた。
所属選手の逮捕を受け、トヨタ自動車ヴェルブリッツは6月20日、「部員の不祥事のお詫び」としてコメントを発表した。以下のとおり。
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トヨタ自動車ラグビー部員の不祥事のお詫び
~ヴェルブリッツ ホームページ・SNSの一時閉鎖について~
この度、トヨタ自動車ラグビー部(チーム名:ヴェルブリッツ)の部員が重大な法令違反により逮捕されたことに対し、心よりお詫び申し上げます。フェアプレーの世界に身を置くアスリートが重大な法令違反により逮捕されたことは極めて遺憾であり、今後の警察の捜査に全面協力していくとともに、当該部員につきましては、捜査の状況を踏まえ厳正に対処いたします。
また、ラグビーW杯の日本開催が目前に迫り、その成功に向けて多くの皆様がご尽力されている中、関係各方面には多大なるご心配とご迷惑をお掛けすることとなり、深く反省をしております。今回の事態をチームとして厳粛に受け止め、日々の運営と指導を根本から見直し、人間力の向上を最優先にした人材育成を改めて徹底して再発防止に向け全力で取り組む所存でございます。
先ずは、皆様の信頼を一日でも早く回復できるよう、誠心誠意、全身全霊をもって努める覚悟であり、それまでの当面の間、ヴェルブリッツのホームページおよびSNSを一時閉鎖させていただきます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。
最後に、これまで応援いただきました多くの皆様の信頼と期待を裏切る事態となりましたことに、重ねて心よりお詫び申し上げます。
2019年 6月20日
トヨタ自動車 ヴェルブリッツ
部長 宗雲 克美