日本、最後のパリ大会で奮闘するも痛恨黒星で8強入りならず。コアチーム残留へ大ピンチ
ワールドラグビーセブンズシリーズにフル参戦できる“コアチーム”に、なんとしても残留したい男子セブンズ日本代表だが、2018-2019シーズンの最終・第10ラウンド、パリ大会でベスト8入りを逃し、崖っぷちに立たされた。
シーズン総合ランキングが降格対象の15位である日本は、現地時間6月1日におこなわれたプールステージ(D組)の初戦で、今季2大会で準優勝しているホームチームのフランスを17-14で下し、歓喜の好発進となったが、2戦目で総合3位の強豪ニュージーランドに14-31で惜敗。ベスト8入りがかかったプールD最後のスコットランド戦は、6点リードで迎えた試合終了間際に逆転され、21-22で痛恨の黒星を喫した。
プールDでは日本、フランス、スコットランドの3チームが1勝2敗(勝点5)で並んだが、得失点差でフランスが2位通過となり、同組1位のニュージーランドとともにカップ準々決勝進出となった。
日本は最終日の6月2日、9位以下のトーナメントに臨む。
前ラウンド終了時の総合ランキングで日本とわずか2ポイント差の14位だったケニアは、プールBでオーストラリアと引き分け、残留を争うもうひとつのライバルであるウェールズに逆転勝ちし、1勝1分1敗で2位通過となってベスト8入り。パリ大会で日本を上回る8位以上が確定したため、ケニアのコアチーム残留が決まった。
日本が残留するためには、5ポイント差で追う総合13位(前ラウンド終了時点)のウェールズを逆転しなければならない。パリ大会で9位になれば8ポイントを獲得することとなり、日本に逆転の可能性は残っているが、ウェールズが9位以下のトーナメント初戦(チャレンジトロフィー準々決勝)でカナダに勝てば、その時点で日本の降格が決まる。その前にイングランドと対戦する日本が敗れれば、残留争いのサバイバルはそこでゲームオーバーとなる。
<1大会で得られるポイント数>
■優勝:22点 ■準優勝:19点 ■3位:17点 ■4位:15点
■5位:13点 ■6位:12点 ■7位タイ:10点
■9位:8点 ■10位:7点 ■11位タイ:5点
■13位:3点 ■14位:2点 ■15位タイ:1点